こんにちは、SORESEKAこと「それは、世界遺産がきっかけだった。」編集長のMamiです。
この記事では、福井県・敦賀の観光に便利な「ぐるっと敦賀周遊バス」を利用しての半日観光のハイライトをお届けします。
北陸新幹線で敦賀駅へ
2024年3月16日に北陸新幹線「金沢」〜「敦賀」間が開業しましたね。
加賀温泉郷・片山津温泉からの帰りに北陸新幹線で敦賀へ立ち寄り、半日観光してきました。
観光ルートを巡る「ぐるっと敦賀周遊バス」の利用が便利
下調べせずに敦賀に立ち寄ったので、まずは観光案内所で情報収集。
観光ルートを巡る「ぐるっと敦賀周遊バス」があると教えてもらい、このコミュニティバスを利用することに(1日乗車券500円)。
「観光ルート」と「ショッピングルート」があるのですが、観光ルートの場合の停車駅は下記の通り。
- 敦賀駅
- 氣比神宮
- 博物館通り
- 金崎宮
- 金ヶ崎緑地 (敦賀ムゼウム)
- 赤レンガ倉庫
- 市民文化センター
- 松原海岸
- 西福寺
- 水戸烈士記念館
- お魚通り
- 大鳥居
「平日のみ運行」「土日祝のみ運行」があるのに加え、時間帯によっては停車しないバス停もあるので、時刻表は事前に確認しておくと安心です(ぐるっと敦賀周遊バスの時刻表)。
通常の時刻表を見た段階では「バスの本数が少ないな〜」と思ったのですが、実は北陸新幹線開業に伴い土日祝のみ臨時便が増便されていたので(運行終了日は未定)、予定よりも移動しやすかったです(土曜日に旅してました)。
またバスに乗っていて気づいたのですが、「氣比神宮」と「大鳥居」、「金ヶ崎緑地 (敦賀ムゼウム)」と「赤レンガ倉庫」はそれぞれ道路を挟んだ対面にあるバス停だったので、この立地関係を上手く活用すると、さらに観光がしやすくなるかもしれません。
越前国一之宮「氣比神宮」
北陸道の総鎮守「氣比神宮」は、702年建立という7柱の祭神を祀る神宮です。
鳥居をくぐる前からご利益がありそうな清々しい氣を感じる。
高さ約11メートルの大鳥居は、奈良県・春日大社、広島県・厳島神社と並ぶ「日本三大木造鳥居」の一つで、国の重要文化財に指定されています。
鳥居をくぐって少し進むと、左手に「長命水」が。
神宮造営中に湧き出た1300年の歴史ある水で、パワースポットとなっているそう。
中鳥居をくぐり、本殿に向かってお参り。
さらに奥に進むと、特徴的な三角形の山、天筒山が遠くに望めます。
主祭神の伊奢沙別命が、今から2000年ほど前に降り立ったとされる御山だそう。
山の上ではお参りが困難なので、平地の大木を神籬(ひもろぎ)として神様をお迎えし、そこを聖地となし祈りを捧げたそう。
それが「土公さん」で、今は隣の小学校の校庭内にありますが、元は氣比神宮の敷地だったとのこと。
今でも天筒山を背景にした土公さんをお参りできるよう、境内には鳥居と遥拝所がありました。
氣比神宮は松尾芭蕉ゆかりの地としても知られており、平成28年に境内が名勝「おくのほそ道の風景地」に指定されています。
地元の方がおすすめしてくれた「千束そば」で昼食
ランチは観光案内所の方がおすすめしてくれた、氣比神宮から徒歩3分ほどの場所にある「千束そば」へ。
福井県の名物といえばソースカツ丼とお蕎麦。
次々とお客さんが入店してきましたが、お蕎麦ということで回転が早いようで、少し待てば席に案内されました。
「塩おろしそば」は、粉末の塩につけて食べるのかと想像していたので、透明なお出汁がかかっていたのには驚いたけれど、どちらも美味しかったです。
敦賀の赤レンガ倉庫
敦賀の赤レンガ倉庫は想像していたよりもこじんまりとしていましたが、先日訪れた恐竜博物館の恐竜椅子がお出迎えしてくれました。
金崎宮
「赤レンガ倉庫」から「金ヶ崎緑地 (敦賀ムゼウム)」への移動途中(道路を渡るだけ)、桜が綺麗だなと見上げたら、そこが「金崎宮」でした。
次回機会があれば訪問してみたいな。
金ヶ崎緑地 (敦賀ムゼウム)
お天気に恵まれたこともあり、空も海も青々としていて、とても気持ちがいい〜。
海の反対側は山と桜と公園が広がり、トンビが気持ちよさそうに飛んでいました。
「命のビザ」で知られている杉原千畝さんの功績を讃えた植樹も。
敦賀駅にある書店「ちえなみき」が素敵!
敦賀駅の西側に「otta」という芝生のある複合施設があり、その中に「TSURUGA BOOKS &COMMONS ちえなみき」という書店があったのですが、ここが長居したくなるほど居心地がいい。
知識の迷路みたいな店づくりになっていて、取り揃えてある本も個性的。
いわゆる売れ筋本を揃えている一般的な書店とは異なるので、新たな本との出会いが楽しめそう。
読書スペースもあちこちに用意されていて、色々なタイプの座席がある。
小さなお子さん向けのボードゲームやプログラミングの体験会から、大人向けのセミナーまで、イベントも随時開催されている模様。
店内には敦賀の名店茶舗「中道源蔵茶舗」が営むカフェもあり、日本茶やお茶を使ったスイーツを楽しみながら読書ができる。
司書の資格を持つぐらい本が好き&日本茶アドバイザーの資格を取るぐらい日本茶が好きな私にとって、ここは天国だ〜。