こんにちは、SORESEKAこと「それは、世界遺産がきっかけだった。」編集長のMamiです。
この記事では京都の桜の名所「醍醐寺」を紹介します。
世界遺産「醍醐寺」とは
世界遺産でもある醍醐寺は
- 醍醐天皇
- 朱雀天皇
- 村上天皇
平安時代の父子三代の聖帝の帰依により基礎が築かれました。
そして豊臣秀吉が正室、側室、家来などあわせて約1000人と、贅の限りを尽くして行なった「醍醐の花見」の場所としても知られています。
現在も枝垂れ桜、ソメイヨシノ、山桜、八重桜など数種類、約800本の桜が境内を彩っています。
また伝承文化財は、国宝が約7万点、重要文化財が約6千点にものぼり、日本の文化遺産の伝承としても重要な場所です。
「桜の醍醐」と称されるのも納得の圧巻の桜たち
醍醐寺の桜を楽しむためには、拝観料を支払って、境内に進む必要があります。
醍醐寺の拝観料は1500円かかります。
一見すると高く感じますが、この拝観チケット1枚で
- 三宝院エリア
- 伽藍エリア
- 霊宝館エリア
の3箇所を巡ることができます。
そして、この3箇所それぞれに桜の大木が植えられていて、とても見応えがありました。
なお拝観チケットは総門をくぐって左手にある、三宝院エリアの受付でしか購入できません。
私は知らずに総門正面にある伽藍エリアまで進んでしまい、拝観チケットを購入しに戻る羽目になりましたのでお気をつけてください。
三宝院エリア
煌びやかな唐門を横目に、受付を通ると、すぐに桜の大木が出迎えてくれます。
三宝院エリアにある庭園は、豊臣秀吉が基本設計をしたもので、特別史跡・特別名勝に指定されています。
なお数メートルほど移築はしているそうですが、豊臣秀吉が見たであろう景色を実際に堪能するためには、追加で500円支払うことで、奥の部屋に進むことができます。
伽藍エリア
豊臣秀頼が再建した仁王門をくぐると
- 金堂(国宝)
- 五重塔(国宝/京都府下最古の木造建築物)
- 観音堂(西国第十一番札所)
と見どころがあります。
伽藍エリアは他の2エリアと違い、広いこともあってか人の密度が少なく、ゆっくりと桜を楽しむことができました。
特に清瀧殿にある桜は「見事!」の一言に尽きる素晴らしさでした。
霊宝館エリア
受付を進むと、枝垂れ桜が出迎えてくれます。
霊宝館エリアには霊宝館・平成館・仏像棟があり、貴重な寺宝が公開されています。
- 上醍醐薬師堂の薬師三尊像(国宝)
- 上醍醐五大堂の五大明王像(重要文化財)
など見どころは色々ありますが、
国宝の薬師如来坐像に会えるということで、特に病や痛みを抱えやすいご年配の方は熱心に拝まれていた印象を受けました。
個人的には、ずらりと公開されていた経典の数の多さに驚きました。
桜並木は奥まで続いています。
平成館には一面ガラス張りの休憩スペースが設けられているのですが、そこから眺める桜の様はまるで絵画のようで、休憩スペースからの眺めもおすすめです。
醍醐寺までのアクセス
醍醐寺までは
- 地下鉄東西線「醍醐駅」下車、2番出口より徒歩約10分
- 京阪バス22・22A系統「醍醐寺前」下車
で辿り着けます。
なお観光で行くならランチやカフェも合わせて楽しみたいところですが、醍醐寺の周辺には手打ち蕎麦のお店が1軒ある以外に、特にお店はありませんでした。
また境内にも縁日のような出店はなく、お休み処(霊宝館エリア目の前)と小さなカフェ(霊宝館エリア内)があるだけです。
なのでもしも地下鉄で行くなら、駅ビル内のレストラン街で食べるのがおすすめです。
あなたも太閤さんになったつもりで「桜の醍醐」を楽しんでください。