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京都屈指のパワースポットといわれている鞍馬寺の見所・ランチ・カフェまとめ

Mami
Mami

こんにちは、SORESEKAこと「それは、世界遺産がきっかけだった。」編集長のMamiです。

 

今回は京都・鞍馬寺の観光情報をお届けします。

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鞍馬寺の見所とモデルコース

鞍馬駅に鎮座する「鞍馬山大天狗」

京都市の北部に位置する鞍馬

鞍馬寺

鞍馬の観光名所といえば、古くから信仰の対象だった「鞍馬山」の中腹に位置する「鞍馬寺」です。

仁王門(山門)

長い階段を登ると、その先に立派な「仁王門(山門)」があらわれます。

ここで愛山費(500円)を支払い、いざ参拝へ。

鞍馬寺は、奈良時代末期の770年、 奈良・唐招提寺の鑑真和上の高弟・鑑禎上人によって開創されました。

鑑禎上人は、寅の夜の夢告と白馬の導きで鞍馬山に登山した際、鬼女に襲われたところを毘沙門天に助けられ、毘沙門天を祀る草庵を建てたことが始まりとされています。

阿吽の虎

そのためか、仁王門の両脇には狛犬ではなく「阿吽の虎」が鎮座しています。

仁王門を抜けて、奥へと進んでいきます。

本殿金堂までは2コース用意されている

「本殿金堂」までは2コース用意されています。

  • 境内にあるケーブルカーで一気に本殿金堂の近くまで上がるコース(普明殿〜多宝塔/片道200円)
  • 九十九折参道」を歩いて登るコース

体力に合わせて参拝方法は選んでいただきたいのですが、九十九折参道には「鞍馬の火祭」で知られている「由岐神社」や「義経公供養塔」などの見どころも多数点在しているので、今回は30分ほどかけて「九十九折参道」をゆっくり登り、森林浴も楽しむことに。

鞍馬の火祭で知られている「由岐神社」

九十九折参道を登り始めて比較的早い段階で辿り着く「由岐神社」。

鳥居を抜けて門をくぐると、御神木である大杉が目に飛び込んできます。

樹齢800年、樹高53メートルという桁違いのスケール。

京都市天然記念物にも指定されているこちらの御神木は、古くから「大杉さん」の愛称で親しまれ、一心に願えば願い事が叶うとされているのだそう。

森林浴や史跡巡り、文学散歩をしながら山登り

1200年以上の歴史が息づき、『源氏物語』(光源氏が最愛の女性・若紫と出会うお寺)や『枕草子』などの古典に登場したり、牛若丸ゆかりの史跡が残されていたりと、多くの文化財と伝説が残されている地ですが、豊かな自然も見どころの一つ。

標高が上がるにつれて、どんどんと美しい風景が広がります。

当日は時折小雨が降るあいにくのお天気でしたが、それがかえって木々を潤し、瑞々しい姿に。

「巽の弁財天社」まで登ってきた頃には息が上がっていましたが、眩いほどの新緑の美しさに疲れも吹き飛びます。

もう一踏ん張り、階段を登っていきます。

京都屈指のパワースポットといわれている本殿金堂前の金剛床

自然のエネルギーをたっぷり浴びながら「本殿金堂」に遂に到着。

こちらに祀られている尊天は、千手観世音菩薩・毘沙門天王・護法魔王尊が三身一体となった鞍馬寺の御本尊です。

そして本殿金堂前の「金剛床」は、宇宙のエネルギーである尊天の波動が果てしなく広がる星曼荼羅(密教における宇宙観)を模しているとのこと。

仏教に詳しいわけではありませんが、お寺に六芒星があるのは珍しいように思います。

金剛床の中心に立ち、みんな思い思いに祈りを捧げたり、記念撮影をしたりされていました。

本殿に鎮座している「阿吽の虎」は、仁王門のものよりも猛々しい印象。

遠くは比叡山まで眺められる気持ちの良い空間。

さらに「奥の院参道」へと進み貴船神社へ

健脚な方なら、この後「光明心殿」の脇にある階段から「奥の院参道」へとさらに進み、牛若丸ゆかりの史跡を辿りながら、貴船神社へと進まれてみてはいかがでしょうか。

  • 息つぎの水(牛若丸が兵法修行に通う途中、この清水を汲んで喉の渇きを潤したとされる)
  • 背くらべ石(牛若丸16歳。奥州に下る際、根ごりをおしみ背くらべをしたとされる石)
  • 木の根道(牛若丸が跳躍の稽古をしたとされる独特の景観の道)
  • 僧正ガ谷不動堂(謡曲の「鞍馬天狗」が牛若丸と出会ったと所)
  • 義経堂(義経公の御霊は懐かしい鞍馬山に戻ったと信じられている)

ただし、山道を約1時間歩くことになりますので、天候や日没時間にはご注意ください。

鞍馬寺周辺のランチ・カフェ情報

鞍馬寺を中心に門前町が形成され、鞍馬駅前には100年近く続くお店も立ち並んでいます。

そのため、店舗数が決して多いわけではありませんが、昼食や参拝後の小休憩もしやすいです。

今回は実際に食した2軒のお店をご紹介します。

和み家 心天狗の蕎麦とおにぎり

鞍馬駅から徒歩1分ほどの場所にある「和み家 心天狗」。

和み家 心天狗の「小天狗定食」(1200円)。ぶっかけ蕎麦、選べるおにぎり、副菜、プチスイーツが楽しめる。

「生そば」の暖簾を掲げる心天狗のおすすめは、そば粉8、つなぎ2の割合で毎朝製麺される二八そばです。

店名を冠した「心天狗そば」なら、大根おろし、ミョウガ、天かすなどの薬味が乗ったぶっかけ蕎麦を味わえます。

おにぎりも人気で、梅・木の芽・かつお・ちりめん・葉とうがらしの5つの味があり、注文ごとに握りたてを提供してもらえます。

ぶっかけ蕎麦も、おにぎりも、わらび餅も美味しかった〜。

多聞堂の牛若餅

多聞堂

同じく、鞍馬駅から徒歩1分ほどの場所にある「多聞堂」。

鞍馬で修行をしたとされる牛若丸にちなんだ和菓子「牛若餅」が名物です。

ショーケース内には下記の説明が用意されており、お餅の表面には牛若餅の焼印が施されています。

牛若丸で有名な鞍馬のお土産の一つとしてなくてはならないこの牛若餅とは、鞍馬街道をこの鞍馬の里より車で1時間ほどの広河原・戸生の村付近で八月の末から九月頃に落ちる栃の実を加工してお餅に仕上げます。

昔からの製造法で一年分をよく天日で干し、乾燥させて保存して、使う量を半月程流水に浸し、外皮をむき、実を出して灰汁抜きをして餅米と一緒に蒸して、つきあげこの牛若餅に仕上げます。

牛若餅

「牛若餅とお薄のセット」(630円)

テイクアウトだけでなく、ドリンクとのセットを頼むことでイートインも可能になります。

上品な甘みのお餅も、口当たりよく香りも豊かなお抹茶も、大満足。

鞍馬寺への行き方

公共交通機関を利用した鞍馬寺への行き方としては

  • 「出町柳駅」から叡山電車を利用
  • 「国際会館駅」から京都バスを利用

の2つの手段があります。

叡山電車を利用して、出町柳駅から鞍馬寺へ行く方法

「出町柳駅」から叡山電車・鞍馬線で約30分揺られると「鞍馬駅」に到着。

京都バスを利用して、国際会館駅から鞍馬寺へ行く方法

「国際会館駅」にあるバス停「国際会館駅前」から京都バス・52番で約30分揺られると「鞍馬」に到着。