こんにちは、SORESEKAこと「それは、世界遺産がきっかけだった。」編集長のMamiです。
今回、香港滞在に向けて準備しておいた3つのツールがとても便利だったので、概要と設定方法をご紹介します。
1)eSIMの初期設定をしておく
海外にいる時でも、日本にいる時と同様にスマートフォンを使いたいですよね。
家族と連絡を取ったり、現地のお店を調べたり、乗り換えを調べたりと、ネットが使えないと、何かと不便です。
香港(海外)でネット回線を確保する方法は、次の4つがあります。
- レンタルWi-Fiを借りる(SIMフリー携帯をお持ちでない場合)
- SIMカードを入れ替える(SIMフリー携帯をお持ちの場合)
- eSIMを使う(SIMフリーかつeSIM対応の携帯をお持ちの場合)
- 追加設定不要の海外データローミングの利用(対応サービスに加入している場合)
個人的には、今回もお得&便利な「airalo(エラロ)」のeSIMを利用しました。
日本にいる間にインストールを終わらせおくことで、現地に着いたら回線を切り替えるだけなので、10秒ぐらいでネットに繋げます。
eSIM「airalo」の設定方法はこちらに詳しくまとめてあるので、ご参考ください(初回割引クーポンあり)。
2)Klookで香港エアポートエクスプレスのチケットを購入しておく
香港国際空港から市内中心部へ移動する際、空港バスもありますが、到着時間帯や曜日によっては渋滞に巻き込まれることも。
そこで便利なのが「香港エアポートエクスプレス」です。
05:04〜00:48と早朝から深夜まで、10分間隔で走っており、わずか24分で香港国際空港〜香港市内を移動できます。
そして、その場でチケットを購入することもできますが、Klookで事前購入する方がお得なことが多いです。
その時のキャンペーン内容にもよりますが、私が利用した今回はKlook10周年セールで、なんと25%OFFで購入でき、香港国際空港〜香港駅(往復)が2,944円で済みました。
(例)香港国際空港〜香港駅の場合 | |
---|---|
スマートチケット(大人/片道) | HK$115=約2,218円 |
オクトパス(大人/片道) | HK$110=約2,122円 |
Klook(大人/往復) | 2,944円 |
利用する際は、Klookアプリやメールで送られてくるバウチャーに表示される「QRコード」をピッとかざすだけ。
車内は綺麗で、大きなスーツケース置き場もあるので、快適に移動できます。
ちなみに香港国際空港には改札はなく、市内へ向かう場合、降りる駅の改札でQRコードをかざせば大丈夫です。
3)オクトパスカード
香港版のSuicaやICOCAに該当するのが「オクトパス(八達通 / Octopus)」です。
交通系ICカードで、電車・バス・フェリーでの移動はもちろんのこと、カフェやコンビニでの買い物など、ありとあらゆる場所で利用できたので、支払いに戸惑うことがありませんでした。
これまでオクトパスは「カードタイプ」が主流でしたが、iPhoneをお持ちなら、おすすめは「Octopus for Tourists」アプリをダウンロードすることです(設定方法は後述)。
正直、App Storeでのアプリ評価が低くてダウンロードするか迷いましたが、実際は何の問題もなく使えて、本当に便利でした。
小銭をじゃらじゃら持ち歩く必要がなく、支払い履歴や残高も確認しやすく、不足すればその場でチャージすればいいだけ。
おかげで滞在中は完全キャッシュレスで過ごすことができ、念の為に用意しておいた現金は一度も使いませんでした。
Octopusの種類
限定版や子供用などもありますが、一般的なのは次の3種類です。
通常のOctopus (カード) |
Tourist Octopus (カード) |
Octopus for Tourists (アプリ) |
|
---|---|---|---|
デポジット | 必要 (HK$50) |
不要 | 必要 (HK$50) |
デポジットの返金 | ○ カード返却が必要 |
– カード返却が不要 |
○ |
残高の返金 | ○ | ○ | ○ |
最低チャージ額・ 購入額 |
HK$150〜 (デポジットの$50含む) |
HK$39 | HK$150〜 (デポジットの$50含む) |
- Tourist Octopusカードの場合、カード自体をHK$39で購入する形になるので、お土産として持ち帰りたいなら良いかも
- カードを残しておくつもりがないなら、デポジットが返金されるタイプがおすすめ
- カードタイプの場合、チャージはMTRの各駅やコンビニなどでできます
- 購入してから90日以内に返金手続きをすると、手数料としてHK$11がかかります
iPhoneでない方やアプリをダウンロードしたくない方は、カードタイプをどうぞ。
ちなみに、Klookではチャージ済みのツーリストオクトパスカードや、香港エアポートエクスプレスとセットになったお得なカードも販売されています。
Octopus for Touristsの使い方(iPhone向け)
ここではiPhoneをお持ちの方に向けて「Octopus for Tourists」アプリの設定方法をご紹介します。
Octopus for Tourists 初期設定方法
インストールは日本でもできるので、香港出発前に設定しておくと便利です。
「Octopus for Tourists」アプリをダウンロードしたら、「Add New Octopus」を選択し、「Terms and Conditions」利用規約にチェックを入れて、「Next」をタップ。
チャージしたい金額を、表示されている選択肢から選ぶか、希望額を数字入力するかします。
ちなみに日本では「チャージする」という表現が一般的ですが、英語では「Top Up」と表現されます。
私はひとまずHK$240(約4,600円)をチャージすることに。
- Top Up Amount(チャージ額):240ドル
- Refundable Deposit(デポジット/返金手続きできます):50ドル
- Total Amount(合計金額):290ドル
- Payment Method(支払方法):Visa(Apple Pay)
- Payment Currency(支払通貨):JPY
- Total Amount(合計金額):5,886円
「Payment Method」と「Payment Currency」の設定をして、全体内容を確認したら、「Pay with Apple Pay」をタップ。
決済が無事に完了したら、「Card Added」(カードが追加されました)と表示されます。
「ウォレット」アプリを確認すると、オクトパスが追加されていることを確認できます。
続いて、オクトパスを「エクスプレスカード」設定しておくことで、スマホを取り出して端末にかざすだけ、とスムーズにタッチ決済できるようになります。
エクスプレスカードに設定しておくことで、いちいちスマホのロックを解除をして、ウォレットアプリを開いて、オクトパスを開かなくてもよくなります。
ウォレットアプリからオクトパスを選び、その右上の「…」から「Card Details」(カードの詳細)を選択。
エクスプレスカード画面を開き、オクトパスを「オン」にするだけです。
ここまでを日本にいる間に済ませておけばOK。
あとは香港に着いたら、SuicaやICOCAと同様にタッチ決済に利用し、残高不足になれば「Add Money」からチャージをするだけです。
Octopus for Tourists 返金手続きのやり方
帰国後、香港を再訪する予定がない場合は、「Octopus for Tourists」アプリからデポジットと残高の返金手続きができます。
「Octopus for Tourists」アプリを開き、「Settings」(設定)をタップ。
続いて「Refund Card」(カードの返金)をタップします。
返金には6〜8週間かかる旨などの表示がされるので、先へ進みます。
すると返金額が表示され、「Details」(詳細)横の「V」をタップすると、その内訳が表示されます。
- Remaining Value(残高):-0.2ドル
- Refundable Deposit(返金可能なデポジット):50ドル
- Handling Free(手数料):11ドル
- Total Refund Amount(合計返金額):38.8ドル=724円
内容に問題なければ、そのまま返金手続きを行います。
なお、購入してから90日以内に返金手続きをすると、手数料としてHK$11がかかりますが、アプリなら日本にいながら90日後に返金手続きをすることもできるので、手数料を節約できます。
オクトパスは残高不足でも使える
私の残高を見て「あれ?-0.2ドル?」と思われた方もいらっしゃるかと思います。
実は、オクトパスは残高不足になった場合、1回に限り、最大35ドルまでが自動的にデポジットから補われます。
急いでいて、チャージしている間がない時には便利な機能ですよね(台湾の交通系ICカードであるEasy Card にも同じ機能がありました)。
ちなみに、次回オクトパスを利用する際は、チャージしないと使えません。
番外編)Visaタッチも使えるところ多し
Octopusは持っていた方が滞在中に色々と便利ですが、香港の公共交通機関ではVisaタッチが使える場所も多かったです。
- 「airalo」のeSIM
- 「Klook」の香港エアポートエクスプレス乗車チケット
- 交通系ICカード「オクトパス」
以上、香港滞在で便利だった3つのツールのご紹介でした。