こんにちは、SORESEKAこと「それは、世界遺産がきっかけだった。」編集長のMamiです。
今回は世界遺産でもある「吉野の千本桜」の様子をご紹介します。
世界遺産「吉野山」とは
吉野山は「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産の一つとして、世界遺産に登録されています。
吉野山の他にも、熊野三山や高野山など、紀伊山地は古くから聖地として崇められてきたため、社寺と自然環境とが一体となった景観を形成しています。
そしてこの景観が1000年以上保存されている点が高く評価され、日本で初めて文化的景観が認められる遺産となりました。
つまり「社寺と道」だけではなく、「紀伊山地の自然」があってこそ成立している遺産なんです。
そして吉野の自然といえば「千本桜」です。
吉野の千本桜
吉野山ですが、標高別に
- 下千本(しもせんぼん)
- 中千本
- 上千本(かみせんぼん)
- 奥千本
と呼ばれています。
基本的に、桜は標高が低い下千本から段階的に奥千本まで咲いていくので、一気に山全体が色づく様を見れることはありません。
それでも「一目で千本見える豪華さ」という意味で「一目千本」と称されるほど、吉野の桜は密集して咲くため、たとえ訪問時に下千本の桜しか咲いていなくても、たっぷりと桜を堪能できます。
ただ今年は暖かい日が続いていたこともあり、幸運なことに、下千本から上千本までの桜が一気に咲いていて、どこもかしこも桜・桜・桜を堪能できました。
風が吹くと、谷間から花びらが吹き上げてきます。
食べ歩きも観光の楽しみの一つ。
色々なお店が点在しています。
眼前が「一目千本」のお食事処やカフェもたくさん点在していたので、花見を楽しみながらゆっくり休憩するのもいいですね。
美味しそうなきのこ類や山菜も販売されていました。
吉野山にある世界遺産に登録されている寺社
吉野山には多数の寺社が点在していますが、世界遺産に登録されているのは下記4寺社です。
- 金峯山寺蔵王堂(中千本エリア)
- 吉水神社(中千本エリア)
- 吉野水分神社(上千本エリア)
- 金峯神社(上千本エリア)
吉野山の桜を観光する際の注意点
ゴミは持ち帰り
桜シーズン、吉野山には世界各国から沢山の観光客が押し寄せます。
そのためゴミ処理が自治体では追いつかず、現在は環境美化のためにも、持ち帰りをすることになっています。
山道には食べ歩きができるようお店が点在していますし、自販機もありますが、一切ゴミ箱は設置されていません。
美しい自然環境を守るためにも、そして快適に観光するためにも、ゴミ袋は持参するのがおすすめです。
上千本や奥千本まで登るなら時間に余裕のある計画を
今回、観光時間は2時間ほどの計画で、下千本から登って行きました。
ひとまず上千本にある金峯神社まで一気に登って、ゆっくり降りながら観光をしようと思っていました。
しかし実際には途中で時間切れとなり、上千本エリアの入り口にある「花矢倉展望台」まで登ったところで折り返すハメになりました。
原因は
- 人混みがすごくて歩きにくかった
- 桜の写真撮影に夢中になってしまった
- 徒歩で巡る場合の所要時間のリサーチ不足
ちなみに「花矢倉展望台」から、地図では近くに見える「吉野水分神社」まで徒歩20分と標識が出ていたので、奥千本まではまだまだ時間がかかりそうです。
吉野山観光協会の公式サイトの地図には、徒歩時間の目安が記載されていましたので、これから観光予定の方は参考にどうぞ。
せっかく観光をするのなら、私のような失敗をしないように、少なくとも4時間はみておいた方がおすすめです。