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平城京天平祭へ!朱雀門ひろば前での「天平たなばた祭」で世界遺産登録20周年を祝ってきた

Mami
Mami

こんにちは、SORESEKAこと「それは、世界遺産がきっかけだった。」編集長のMamiです。

 

今回は平城宮跡で行われた「天平たなばた祭」に行ってきました。

 

そこで平城宮跡歴史公園平城京天平祭のレポをお届けします。

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平城宮跡歴史公園とは

「古都奈良の文化財」が世界遺産に登録されてちょうど20周年の、2018年3月にオープンした平城宮跡歴史公園

平城宮跡は考古学を専攻していた大学生の頃以来の、久しぶりの訪問。

 

当時の人々や外国使節団も集ったであろう「朱雀大路」を歩きながら「朱雀門」へ向かって行くと、心ウキウキ♫

 

遣唐使船が復元されていたり、立派な施設が建っていたりで、平城宮跡の保存と活用が共生した、とても楽しめる空間になっていました。

  • 平城宮いざない館:出土品や資料の展示
  • 天平みつき館:観光案内所、奈良の特産品販売所
  • 天平うまし館:遣唐使船解説コーナー、レストラン、カフェ
  • 天平みはらし館:VRシアター、レンタサイクル、セグウェイ

 

復元された遣唐使船には無料で乗船できます。

 

随所に解説があるのですが、

 

個人的に驚いたのは、帆が「網代」だったこと!

風が網目から抜けてしまい進みにくいイメージがありますが、中国では19世紀頃まで使われ続けていたそうです。

その他クイズもあちこちに用意されているので、解きながら見て回ると楽しいです。

 

四神の行灯が並んだ、出土品や資料が展示されている「平城宮いざない館」もおすすめです。

 

展示室1の床に描かれた平城宮跡で全体像を掴んだ上で、1300年前の平城宮にタイムスリップできる導線となっています。

 

仕事が大変なのは、今も昔も同じ(苦笑)

 

体験コーナーも多く、大人も子供も楽しめるようになっていました。

世界遺産を巡りが趣味なので、当時のパスポートを発行してみた。

木と木をかみ合わせる組物の技術は本当にすごい!

 

また体感して欲しいのは「ロビーの幅」です。

平城宮いざない館のロビーは、坪内道路(奈良時代の道路)と位置・道幅をそろえるなど、「平城京のかたち(都市計画)」が感じられる「遺構表示」

引用:平城宮いざない館リーフレットより

となっています。

平城宮天平祭・夏「天平たなばた祭」はこんな雰囲気

日没後から各種イベントが始まるので、それまでは朱雀大路に設営された屋台で軽食を購入し、朱雀門を眺めながらまったり食事。

電線が全くない、広〜い空を眺められて、とても気持ちがいいです。

平城宮あかりの夕べ

平城宮いざない館では、無料で写真のような灯りを貸し出してくれていました。

連絡先を所定の用紙に記入するだけで借りられ、祭が終わるまでに返せばOKです。

天平七夕行列

織姫

彦星

七夕をテーマにした光の行列。

織姫と彦星だけが特殊な乗り物に乗って登場。

 

万葉集の歌の世界観を演出しているとのことだったのですが、体に巻きつけた電飾がチープ感を漂わせ、ちょっぴり残念な結果に…。

来年に期待!

ウォーターアート・プロジェクション

遣唐使船の前に設置されたウォータースクリーンシステムを使ったダンスパフォーマンスだったのですが、台風が去った後で風が強かったためか、水や衣装に映し出されるはずの映像が全く分からず…。

天候ばかりはどうにもならないので、次回に期待!

願いの大路

平城宮跡で出土した木簡をモチーフにした短冊が数種類用意されていました。

願い事を書いて、笹に飾ることができます。

ミラーボーラー

織姫と彦星をテーマにしたオブジェ。

キラキラと光り、その光の粒が地面にも降り注いで、夜だからこそ味わえる綺麗さでした。

燈花会

一番楽しみにしていた演出。

ろうそくの優しい光が朱雀門を包みます。

 

時々、月光も降り注ぎました。

この大量のろうそくは、夕方、ボランティアスタッフさん達が1つ1つ準備してくださっていました。

 

朱雀門から北側を見やると、遠くに「第一次太極殿」も望めます。

 

 

平城宮跡歴史公園への行き方

平城宮跡歴史公園までは

  • 近鉄「大和西大寺駅」の南口から徒歩20分
  • JR「奈良駅」もしくは近鉄「奈良駅」から、路線バス(学園前駅行き)「朱雀門ひろば前」下車

JRもしくは近鉄の「奈良駅」を利用する場合、土日祝であれば、「ぐるっとバス」という周遊バスの利用も便利です。

運賃100円で、20分間隔で運行しているので、「朱雀門ひろばターミナル」で下車してください。

また天平祭のようなイベント開催時には臨時の無料シャトルバスが各駅から用意されていることが多いので、イベント開催時は公式サイトを確認してみてください。

 

1300年の時を超えて甦った「朱雀門ひろば」へGo!