こんにちは、SORESEKAこと「それは、世界遺産がきっかけだった。」編集長のMamiです。
今回は京都の穴場の桜の名所「原谷苑」をご紹介します。
京都の穴場の桜の名所「原谷苑」
京都市北西部には、「きぬかけの路」沿いに、
と世界遺産が集まっていますが、その近くには桜を中心に多種多様な花が咲き乱れる、穴場の桜の名所「原谷苑」があります。
原谷苑は、北山杉などの木材を取り扱う村岩農園所有の桜苑です。
梅と紅葉のシーズンも一般公開されますが、イチオシは桜のシーズンです。
3月下旬〜4月下旬にかけて、
- 彼岸桜
- 一重紅しだれ桜
- 八重紅しだれ桜
- ソメイヨシノ
- 陽光
はじめ20数種もの桜に加え、
- 椿
- 雪柳
- 連翹(レンギョウ)
- 日向みずき
- 馬酔木(アケビ)
- 木瓜(ボケ)
- 吉野つづじ
- 石楠花(シャクナゲ)
など、いろいろな花が咲き乱れます。
多種多様な花が咲き誇っているからこそ、白・ピンク・赤・黄と苑内は色で溢れ、まるで別世界のような美しさ。
案内用紙によると、京都市内の桜が満開の頃には、早咲きのしだれ桜が満開となり、また遅咲きで有名な御室桜が終わった頃でも、まだ原谷苑では散りはじめの八重紅しだれ桜とともに、遅咲きの黄桜、緑桜、牡丹桜、普賢象、菊桜など名残の花見が楽しめるとのこと。
苑内は広いですが、あちこちにベンチや東屋も用意されているので、歩き疲れたら花に囲まれながら休憩できます。
肩の高さぐらいまである雪柳や連翹も多いので、ベンチがある場所によっては、周りの目を気にせずにゆっくり過ごせます。
また全ての飲食物は持ち込み禁止ですが、苑内にはドリンクや花見だんごなどが販売されている売店があり、売店には苑内で咲く花々の紹介があるので、散策の際の参考にもなります。
原谷苑の入場料
原谷苑の一般公開は、梅、桜、紅葉のシーズンのみ。
桜のシーズンの入苑料は1,500円ですが、開花状況により2,000円になることもある変動制となっています(梅・紅葉のシーズンは無料)。
開苑時間は9:00~17:00(入苑受付は16:30)です。
チケットには「夢の天国〜」と記されており、最初は少し大げさなと思いましたが、苑の中に一歩足を踏み入れれば、そのタイトル通り、天国のような桃源郷のような世界が広がっていました。
無料の送迎シャトルバスの利用が便利!原谷苑へのアクセス
御室仁和寺から歩くと50分ほどかかる原谷苑。
タクシーや車(*)で向かう他、桜のシーズンは「わら天神」(西大路通り)〜「原谷苑」の間を無料の送迎シャトルバスが走っているので、このシャトルバスの利用も便利です。
バスの定員は27名で、予約不要。
もしも定員オーバーでそのバスに乗れなくても、ピストン運行されているので、15分ほど待てば次のバスに乗れます。
所要時間は5分ほどですが、原谷苑は山の上にあるので助かります。
原谷苑の近くのランチ
原谷苑では全ての飲食物の持ち込みが禁止されていますが、花見弁当の予約は受付されています(2日前まで要予約)。
また苑内の売店でも、ドリンクや花見だんごなどが販売されていました。
苑外で近くとなると「京料理・本家生ゆば料理 松山閣 松山本店」が唯一の候補になるかと思います。
それ以外だと、原谷苑は山の中の住宅街にあるので、金閣寺や御室仁和寺など、近くの有名観光地まで戻られるのがおすすめです。
シャトルバスが止まる「わら天神」の近くなら、西大路通り沿いにファミリーレストランや回転寿司店などが点在しています。
原谷苑の目の前にある原谷弁財天
帰りのシャトルバスを待っていると、原谷苑(西門)の目の前に、桜の木と赤い鳥居があることに気づき立ち寄ってみることに。
「原谷弁財天」の境内はこじんまりとしていましたが、静粛な空気に包まれており、まだ新しい弁財天さんがいらっしゃいました。
住宅街にある神社で、地域の方々の協力・活動によって支えられているとのことですが、御手水には綺麗に花が生けられていました。
ふと思い立っての立ち寄りでしたが、気持ちのいい空間で、ちょっと得した気分を味わえました。
以上、桃源郷のような、京都の穴場の桜の名所「原谷苑」をご紹介しました。