こんにちは、SORESEKAこと「それは、世界遺産がきっかけだった。」編集長のMamiです。
この記事ではリスボン観光に便利な「リスボアカード」と「ヴィヴァ・ヴィアジェンカード」の徹底比較を行います。
あなたの旅行スタイルにとって、最適なカードを選ぶ際の参考になれば嬉しいです。
リスボアカードとは
リスボアカードとは、リスボンの公共交通機関の「乗り放題パス」と、観光名所の「入場無料券または割引券」がセットになったカードです。
ヴィヴァ・ヴィアジェンカードとは
ヴィヴァ・ヴィアジェン(Viva Viagem)とは、リスボンの公共交通機関を利用する際に便利な乗車券です。
日本のSuicaに相当するチャージ式の乗車カードです。
「使い方」は3種類あり、
- 乗車券として使う
- プリペイドカードとして使う
- 乗り放題券として使う
乗り放題券(1日券)の場合、「何種類の交通手段を乗り放題にするか」によって3種類の選択肢が用意されています。
地下鉄 | 市バス | 路面電車 | ケーブルカー | ポルトガル鉄道 | フェリー | |
---|---|---|---|---|---|---|
乗車券 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × |
プリペイド | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
乗り放題1 | ○ | ○ | ○ | ○ | × | × |
乗り放題2 | ○ | ○ | ○ | ○ | × | ○ |
乗り放題3 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × |
乗り放題の公共交通機関とは
乗り放題の対象となる公共交通機関は、リスボアカードもヴィヴァ・ヴィアジェンカードもほぼ同じで、
- 地下鉄
- 市バス
- 路面電車
- ケーブルカー
- ポルトガル鉄道の近郊線
- エレベーター(リスボアカードのみ)
- フェリー(ヴィヴァヴィアジェンのみ)
で利用できます。
リスボアカードとヴィヴァヴィアジェンの徹底比較
リスボアカードには1日券から3日券までありますが、ヴィヴァ・ヴィアジェンの乗り放題券が1日券のみなので、ここでは1日券(24時間)に絞って比較をします。
種類 | 料金 | 無料割引 | 乗り放題 |
---|---|---|---|
リスボアカード | €20.00 | ○ | ○ |
ヴィヴァ(乗車券) | €1.50/回 | × | × |
ヴィヴァ(プリペイド) | €3〜チャージ可能 | × | × |
ヴィヴァ(乗り放題1) | €6.40 | × | ○ |
ヴィヴァ(乗り放題2) | €9.50 | × | ○ |
ヴィヴァ(乗り放題3) | €10.55 | × | ○ |
注)ヴィヴァ・ヴィアジェンカードは、最初の購入時にのみ、発券代0.50ユーロが別途かかります。
リスボアカード購入のメリット
リスボアカードの最大の特徴は、観光名所の「入場無料券または割引券」が付いていることです。
無料特典・割引特典の詳細はリスボアカードの詳細記事にまとめていますが、20ユーロから購入できるので、だいたい観光名所を3つ訪れると元が取れます。
(例)
観光名所 | 正規料金 | 割引率 | 割引後の料金 |
---|---|---|---|
ジェロニモス修道院 | €10 | 無料 | €0 |
ベレンの塔 | €6 | 無料 | €0 |
アジュダ宮殿 | €5 | 無料 | €0 |
合計割引額 | €21 |
また人気観光名所では、リスボアカード所持者を対象とした入場の列(Fast Track)が用意されているので、チケット購入の手間が省けるだけでなく、場合によっては優先入場が可能となります。
ヴィヴァ・ヴィアジェンカード購入のメリット
リスボンの公共交通機関の1回あたりの乗車代は、車内で支払うと2〜3ユーロと割高になりますが、プリペイドカードで支払うと1.35ユーロとお得になります。
またプリペイドカードとして利用する場合、3ユーロと少額からチャージできるので、街歩きが好きで、地下鉄やバスにあまり乗る予定がない方には最適です。
なお乗り放題券として利用する場合、5回以上乗るなら元が取れる計算となります(※)。
※フェリーやポルトガル鉄道はなし「乗り放題券1」(€6.40)の場合。
あなたに最適なカードの組み合わせは?
では最終的に、どのカードが一番リスボン観光に最適なのでしょうか?
1つだけ言えることは、世界遺産「リスボンのジェロニモス修道院とベレンの塔」がある「ベレン地区」を観光する日はリスボアカードを持っておくとお得ということです。
それ以外の日は、観光の目的や性格などによって変わってきますが、個人的には、ヴィヴァ・ヴィアジェンカードをプリペイドカードとして少額チャージしながらの利用で十分だと感じました。
リスボアカードおよびヴィヴァ・ヴィアジェンカードの詳細は、それぞれ別記事にまとめていますので、合わせてご参考ください。