こんにちは、SORESEKAこと「それは、世界遺産がきっかけだった。」編集長のMamiです。
今回は京都・福知山にある「華観音寺」、通称「あじさい寺」をご紹介します。
京都・福知山のあじさい寺「華観音寺」の見どころ
仁王門
華観音寺は「関西随一の花の寺」として知られ、四季折々お花を楽しめますが、やはり「あじさい寺」と称されるだけあって、紫陽花の季節は格別です。
100種1万株が植えられているそうで、白・ピンク・赤・青・紫の紫陽花が鮮やかに咲き誇ります。
観音様の霊力で眼病が治り、再び光明を得たお礼にと、七色に変化する光の花あじさいを数本植樹されたのがあじさい寺のはじまりです。
(案内パンフレットより)
華観音寺は奈良時代に開かれた古刹で、丹波地方の観音信仰の中心となって栄えてきました。
鎌倉時代に最盛期を迎え、25余坊の寺院をもつ中本寺の寺として極めたものの、のちに明智光秀の焼き討ちにより、堂塔坊舎はことごとく焼失。
それでも江戸時代には中世密教本堂の様式を受け継いだ本堂が再建されました。
仁王門には鎌倉時代の金剛力士像が安置されています。
庫裡周辺の庭
受付を済ませ、
庫裡を抜けると、
紫陽花が「たわわに」咲いています。
斜面に植えられた紫陽花が
向かいの建物の窓ガラスに映り込む様も美しいです。
基本的に逆行は禁止なので、大声量の小国鶏も遊ぶ花浄土を満喫したら、「七観音めぐり」へと進みます。
「七観音めぐり」と「なげきの展望台」
ここから先は「七観音めぐり」をしつつ、
境内を一周します。
- 千手観音菩薩
- 馬頭観音菩薩
- 十一面観音菩薩
- 聖観音菩薩
- 如意輪観音菩薩
- 不空羂索観音菩薩
- 准胝観音菩薩
観音様により様々なご利益をいただけるので、紫陽花も堪能しつつ、諸願成就をお祈りしていきましょう。
途中、「なげきの展望台」へ向かう石段は108段あります。
そう、煩悩の数と同じなので、一段飛ばししたくなりますが、きちんと一段一段登りながら煩悩を落としていきましょう。
行ってからのお楽しみということで詳細は割愛しますが、なげきの展望台の頂上には「なるほど!」と思うご住職の言葉が掲げられていますので、ぜひ現場で読んでみてください。
福福地蔵様にお参りしたら、展望台を降り、七観音めぐりの後半を楽しんでください。
本堂
七観音めぐりを終えると、大きな観音様の前に出てきます。
観音様のそばに、紫陽花にぐるり囲まれた本堂が建っています。
「関西花の寺第一番札所」としてカラフルな紫陽花が彫られた看板も可愛いですが、柱の先にある立派な獏(もしくは象?)の木像も一見の価値ありです。
本堂の外回廊は靴を履いたままぐるり一周できます。
八体仏
本堂のそばには「八体仏」が安置されており、十二支と対応しています。
自分や家族の干支の守り本尊を拝むことで、その功徳をいただけます。
かわいい仏様
本堂のそばの木陰を中心に、かわいらしい仏様「わらべ仏」が安置されています。
ポーズも、表情も、教えも、それぞれ異なるので、お気に入りの仏様を見つけられてみてはいかがでしょうか。
花手水
本堂前の階段を降りると、鮮やかな「花手水」が目に飛び込んできます。
偶然撮れた一枚ですが、丸石てっぺんのお水が観音様に見えませんか?
想像力を最大限働かせてご覧いただくと(笑)、観音様が右手を上げて、こちらに語りかけているような。
最後は紫陽花の小径を抜けて、
ぐるり境内一周できました。
華観音寺の基本情報
【HP】
https://www.tanba-ajisaidera.com/
【住所】
京都府福知山市観音寺1067
【拝観料】
- 大人 400円
- 中高生 250円
- 小学生以下 無料
- 団体(20名以上)350円
【拝観時間】
9:00〜16:00
華観音寺の行き方
- JR山陰本線「石原駅」から徒いて約15分
- JR「福知山駅」または「綾部駅」からバスで「観音寺バス停」下車(乗車時間は約15分)、バス停から歩いて約10分
駐車場あり。
以上、あじさい寺「華観音寺」のご紹介でした。