こんにちは、SORESEKAこと「それは、世界遺産がきっかけだった。」編集長のMamiです。
今回は世界遺産「比叡山延暦寺」の一角に泊まれる、ホテル「ロテルド比叡」の宿泊レポをお届けします。
世界遺産「比叡山延暦寺」に泊まれるのは2施設のみ
世界遺産「延暦寺」がある比叡山で泊まれる宿泊施設は
の2施設のみになります。
そこで今回は、2020年4月より「星野リゾート」から「ホテル京阪」の運営に戻った、「ロテルド比叡」に宿泊してみました。
まるで美術館のようなロテルド比叡のロビー
気持ちの良い挨拶で出迎えていただき、ロテルド比叡に一歩足を踏み入れると、背の高いガラス窓が特徴的な空間で、まるで美術館のよう。
大きなガラス窓からは広々とした空や豊かな比叡山の森が楽しめ、窓から差し込むやわらかい光が心地よい空間を演出しています。
チェックインの際には、近江土山茶と味噌を使ったスイーツでもてなしを受けます。
暑い夏に訪れたこともあり、日枝の霊水のハーブウォーターもスッキリして美味しい。
フランス旅行気分が味わえるロテルド比叡の客室
客室フロアを通ると目に入ってくるのが、パリやプロヴァンスなど、各部屋つけられているフランスの都市名です。
そして客室内にもフランスの線画が飾られており、まるでフランスを旅しているかのような気分を味合わせてくれます。
ロビー同様に部屋の窓も大きく、朝は爽やかな青空、夜は輝く星空を眺めることができました。
水回りはスタイリッシュで、清潔。
基本のアメニティーは全て揃っており、ナイトウェア(前ボタンでとめるワンピースタイプ)も用意されています。
スキンケア関連は、POLAのものがロビーに用意されているので、荷物も身軽で済みます。
Wi-Fiはサクサク動き、冷暖房も各部屋できちんとコントロールできるので、快適に過ごすことができました。
ロテルド比叡の夕食レストラン
当日は綺麗な夕景を眺めることができたので(ホテルから徒歩5分ほどの場所に展望スポットがあります)、うきうき気分でディナーへ。
可愛らしく飾られた廊下を通り、さらに奥へと進むと、レストランがあります。
各テーブル間は十分な距離が保たれており、ゆったり食事を楽しめます。
ディナーは「溶岩プレートコース」と「フレンチコース」があり、今回はお箸で気軽に楽しめるカジュアルフレンチコースをいただきました。
ヴィシソワーズのブランマンジェは濃厚で、京都牛はとろとろに柔らかく、カシスソルベは酸味が効いていて、どれも美味しかったです。
ロテルド比叡の朝食レストラン
朝日がサンサンと降り注ぐ朝食レストランへ。
ドリンクバーは用意されていますが、時節柄、お料理はプレートにセットされてサーブされます。
とろとろのスクランブルエッグやマッシュルームのスープ、3種類のパンやフレンチトーストで、朝からお腹が十分に満たされました。
琵琶湖を眺められる山床テラス
京都の夏の風物詩「川床」からヒントを得たという、琵琶湖を見渡せる「山床テラス」。
当日は暑すぎて、ゆっくりされている方は誰もいませんでしが、琵琶湖を眺められます。
ただ山の木々が成長しているためか、想像していたほどは一望できず、ある程度限られた範囲から眺める感じでした。
またHPには朝食を山床テラスで楽しんでいる写真が掲載されているのですが、スタッフさんに伺ったところ、「自然豊かゆえに虫も多いので、衛生上、山床テラスで食事はお召し上がりいただけません。ドリンクだけでしたら、カップを返却さえしていただければ、お気軽にどうぞ。」とのことでした。
ロテルド比叡でのランチはBBQのみ
ロテルド比叡では、一般的なランチは用意されておらず、「ランチBBQ」のみ提供されています。
手ぶらでOK、準備も片付けも不要なプランで、3日前までの予約が必要です。
BBQではなく、観光目的でロテルド比叡に昼頃に到着した場合には、観光の起点「延暦寺バスセンター」にある「鶴喜そば」か、「峰道レストラン」へ行かないと食べる場所がありません。
ロテルド比叡のラウンジ
ロテルド比叡には気軽に利用できるラウンジが2ヶ所あります。
ライブラリーラウンジ
地下1階にあるのが「ライブラリーラウンジ」(7:00〜23:00)です。
紅茶やコーヒーがいつでも自由にいただけ、雑誌や洋書も自由に読めます。
ナイトラウンジ
1階レストランに併設しているのが「ナイトラウンジ」(20:00〜23:00)です。
ワインやウイスキー、ちょっとしたスナックが自由にいただけます。
お酒が飲めない場合でも、ジュースが用意されていますので、お子様がいても楽しめます。
シャトルバスもあり!ロテルド比叡から世界遺産「延暦寺」までは車で約8分
ロテルド比叡から世界遺産「比叡山延暦寺」までは車で約7分です。
ロテルド比叡を経由するシャトルバスも運行されているので、比叡山内をぐるり観光されるなら、「比叡山内バス1日乗車券」(大人1,000円 / 子供500円)の利用がお得です。
1日乗車券はロテルド比叡でも購入できます。
また宿泊客向けのサービスとして、チェックアウト日には、ロテルド比叡から延暦寺までの無料シャトルバスも用意されています(6:00発 / 9:15発)。
チェックイン時に観光交通案内を丁寧にしていただけますし、観光タクシーを利用するという方法もあるので、都合の良い手段を選んでください。
宿泊客限定!世界遺産「延暦寺」での朝のお勤めプラン
世界遺産「延暦寺」の一角に泊まれるホテルなだけあって、ロテルド比叡では延暦寺での「朝のお勤めプラン」も用意されています。
朝6:30(12月〜2月は7:00)と早朝ですが、宿泊客だけが参加できる体験プランなので、興味がある方はどうぞ。
事前に「朝のお勤めプラン」でホテル予約をしていなくても、チェックイン時の申し込みも可能です。
参加費1,000円ですが、これには延暦寺諸堂巡拝券(巡拝券はもともと1,000円)が込みなので、一日じっくりと延暦寺を回りたい方にはお得です。
ロテルド比叡へのアクセス
電車で向かう場合
JR京都駅およびJR・京阪大津京駅とロテルド比叡を結ぶ無料シャトルバスが用意されています。
京都駅(八条口)発 | ロテルド比叡発 |
---|---|
11:00 | 10:00 |
15:00 | 14:00 |
17:30 | 16:30 |
大津京駅発 | ホテル着 |
12:25 | 12:55 |
最新情報はホテル公式サイトもしくは電話でご確認ください。 |
京都駅〜ロテルド比叡の所要時間は約45分でした。
予約制なので、利用される場合は前日までにホテルに連絡をしてください。
バスで向かう場合
- 京都駅(烏丸口C6乗り場)
- 三条京阪(10乗り場)
- 京阪出町柳(加茂大橋東詰乗り場)
それぞれのバス停から「比叡山山頂」行きに乗り、経由地の「ロテルド比叡」下車。
車で向かう場合
京都東ICから比叡山ドライブウェイを走ること約20分で到着します。
道中には琵琶湖を見渡せる展望スポットが点在しているので、空の上の絶景ドライブを楽しめます。
敷地内には60台分の無料駐車場があり、宿泊客には比叡山ドライブウェイ(有料道路)の無料券が用意されます。
世界遺産「延暦寺」の参拝に便利なホテル「ロテルド比叡」。
フランスのデザイナーによる、まるで美術館のような美しいホテルでした。
またスタッフさんも皆さん対応が丁寧で、帰る際には、ロビーにいらしたスタッフさん全員が玄関外まで出てきてお見送りしてくださいました。
旅館なら経験がありますが、ホテルでの全スタッフによるお見送りは初体験だったので、恐縮しつつも素敵な時間を過ごすことができました。
▼比叡山の観光情報