こんにちは、SORESEKAこと「それは、世界遺産がきっかけだった。」編集長のMamiです。
この記事ではリスボンにある革手袋の専門店「ルヴァリア・ウリセス(Luvaria Ulisses)」をご紹介します。
自分へのポルトガル土産に、手にぴったりとフィットする、専門店ならではの逸品はいかがですか。
リスボンの革手袋専門店「ルヴァリア・ウリセス」とは
1925年創業のルヴァリア・ウリセス(Luvaria Ulisses)はリスボンのシアードにある、とても小さな革手袋の専門店です。
近くにはサンタ・ジュスタのエレベーターがあるなど、シアードは繁華街なので、周りは雑踏でざわざわしているのに、アールヌーヴォーの装飾が素敵な店構えに、すーと惹き寄せられました。
近くで見るとディスプレイも美しいです。
熟練の職人さんが手作りした革手袋は50種類以上のデザインが揃っており、創業当時のデザインを生かしたものやその年の最新作などもあるとのことです。
サイズは6種類用意されているのですが、50種類以上のデザイン全てが対応しているわけではありません。
そのため、どのデザインでも販売してくれるわけではなく、私たちの手にフィットするサイズが用意されているデザインの中から選ぶことになります。
では手袋カウンセリングの様子を交えながら、実際の買い物の風景をご紹介します。
実際にルヴァリア・ウリセスで革手袋を購入
お店はかなり小さいので、2〜3人入るといっぱいの店内です。
店内ではフランスのマダムとドバイのマダムがカウンセリングを受けながらお買い物中。
待っている間に、美しいディスプレイを眺めながら、好みのデザインを探します。
マダム達の試着の様子も眺めていましたが、ルヴァリア・ウリセスの手袋をはめると、手元がエレガントになることが私にも分かったので、逸品の力を感じました。
マダム達も嬉しそう。
いよいよ私の番。
黒色か紺色でシンプルなデザインがいいのですが、アレとソレを試せますか?
希望は分かったわ。
まずは手のサイズを確認させて。
ベテラン店員さんのようで、慣れた手つきでサッと私の手のサイズを確認。
あなたは手がとても小さいから、一番小さなサイズね。このサイズだと、アレはいいけど、ソレは合わないわね。コレとかはどう?
と私の手のサイズにぴったりな手袋を提案してくれます。
そしていざ試着。
ベテラン店員さんは、写真の左端に写っているハサミのような器具「アブリドール」で手袋を広げ、
私たちお客はクッションの上で腕相撲をするような体制でスタンバイし、手袋をはめてもらいます。
良質な革が使われているので、柔らかな手触り。
そして裏地の素材は色々あるので、「あ、コレははめた瞬間から気持ちいい」と好みのものが出てきます。
また手作りゆえに色味も微妙に違うようで、
同じ紺色でも、こっちの紺色の方があなたの肌色には合っていると思うけど、どう?
(え?!色違うの?!)残念ながら私には色の違いが分からないけど、経験豊富な店員さんがそうアドバイスしてくれるなら、この色味で絞り込むね。
こんな風に丁寧に試着をさせてもらった結果、裏地がカシミアで温かい革手袋を購入しました。
寒がりなので、これで冬を温かく過ごせそうです。
手袋専用の袋が付属するあたりも素敵です。
ルヴァリア・ウリセスは「Tax Free Shopping」の加盟店なので、61.50ユーロ以上の商品を購入すると、免税手続きができます。
冒頭に「自分へのお土産に」と記したのは、ルヴァリア・ウリセスの革手袋は「手にぴったりとフィットする」というのが最大の特徴だからなのですが、
もしも母や娘、姉妹の間でサイズがほぼ同じということであれば、ご家族へのお土産にも喜ばれると思います。