こんにちは、SORESEKAこと「それは、世界遺産がきっかけだった。」編集長のMamiです。
ポルトガルと言えば、一度は泊まってみたいポザーダ!
ということで、今回はポルトガル・オビドスにある「ポザーダ・カステロ・オビドス(Pousada Castelo de Obidos)」の宿泊レポをお届けします。
ポザーダとは?
古城や王宮、修道院など歴史的建造物を改装したり、景勝地に建てられた、ポルトガルらしさを満喫できるホテルのことです。
ポルトガル全土に32軒あり、手頃な料金で優雅な雰囲気が味わえるとあって、旅行者に大変人気があります。
中でも、この記事でご紹介するオビドス、そしてエボラ、エストレモスのポザーダは人気が高く、部屋数も少ないので、早めの予約が必要です。
オビドス観光におすすめ!憧れのホテル「ポザーダ・カステロ・オビドス」
オビドスは「谷間の真珠」と称される可愛らしい町で、代々の王妃に愛されてきました。
城壁に囲まれており、目抜き通りをまっすぐ進んだ場合、入り口から最奥まで徒歩10分ほどのサイズ感です。
そんな町に築かれた古城を改装したのが、ポザーダ・カステロ・デ・オビドス(Pousada Castelo de Obidos)です。
まずはレセプション棟でチェックインをします。
優雅な5つ星ホテルなだけあって、スタッフの方々の対応がとても丁寧です。
そして何よりも驚いた接客が、女性ゲストを「My Queen(私の女王様)」と必ず呼びかけることです。
さすが古城のホテル。
おそらく男性ゲストには「My King」、お子さんがいらしたら「My Princess」や「My Prince」と呼びかけているのではないでしょうか。
その他、チェックイン時には、このポザーダを運営しているペスターナグループ(Pestana)の会員カードが無料発行されます。
レストランやスパの利用、同グループが運営する各ホテルに宿泊する際、この会員カードを提示することで各種割引を受けられます。
ポザーダ・カステロ・オビドスの室内
チェックインが済んだら、客室棟に移動します。
入り口を抜けると真っ白な建物が。
この真っ白な建物に、客室と人気のレストランがあります。
ちなみにレストランは2階にあります。
客室内はというと、写真では伝えきれませんが、かなり広く、間接照明でムーディーな雰囲気です。
ベッドも十分な大きさがあり、枕元にはウェルカムスイーツとして、一口チョコが置かれていました。
調度品やトレーも素敵です。
(ポルトガルの多くのホテルはお水のサービス自体がないので、お水が用意されているだけでも嬉しい)
水回りは明るく清潔感があり、広さもあります。
シャワーは固定式と可動式の両方が用意されているので使いやすいですし、温度も水圧も十分で、快適なお風呂タイムを過ごせます。
洗面台が2つあるのも、朝の準備をスムーズにできて嬉しいです。
ヨーロッパのホテルなのでアメニティはわずかですが、ポルトガル・ポルトのブランド「キャステルベル(Castelbel)」の製品で、とてもいい香りです。
ちなみにキャステルベルの商品は、ポルトガル各都市の土産物店でも販売されていました。
靴磨きがついていたのも、地味に嬉しいです。
さらに今回のお部屋は、実はバスタブが別の部屋に用意されています。
(チェックイン時に「もしよかったら」とスタッフさんが提案してくれ、変更させてもらいました。)
キャンドルも用意されているので、ロウソクの火を灯しながら、幻想的なお風呂タイムを過ごせます。
ちなみに3つある塔の内部はスイートルームとなっており、1階がバスルーム、2階が寝室という贅沢な造りだそうです。
ホテルの無料WiFiもサクサク快適に動くので、写真や動画のやりとりもしやすいです。
ポザーダ・カステロ・オビドスの朝食・レストラン
ポザーダ・カステロ・オビドスは客室だけでなく、レストランも優雅で素敵。
マヌエル様式の出窓にセットされた席からの眺めは最高です!
出窓席は数に限りがあり、席によって景色が変わります。
なお、このレストランは宿泊客以外も利用可能ですが、朝食は基本的に宿泊客だけなので、出窓席が満席になる可能性は少ないかと思います。
ただ夕食や夏の観光シーズンは満席になる可能席が高いので、絶対に出窓席がいいという場合には、予約しておくと安心かもしれません。
朝食ビュッフェでもワインが用意されています(写真の左端)。
ホットミールは少なめですが、パン、ハム、チーズ、ケーキ、ジャム類は種類があります。
トマトジャムやかぼちゃジャムは個人的に目新しかったです。
またフルーツ類も充実しており、
特にタンジェリン(Tangerine)が、早生のみかんのように酸味があって美味しかったです。
徐々に外が明るくなってきて、より風景が楽しめるようになってきました。
ぜひ優雅な気分で食事を楽しんでください。
ポザーダの裏手から城壁に登ることもできます
オビドスは城壁に囲まれた町であり、町を一望したいなら、城壁の上を歩くことができます。
そして城壁へ上がる階段が、ポザーダ・カステロ・オビドスの裏手にあります。
日中は観光客で混み合っていますが、朝方は人が少ないので、宿泊客の特権として、私は朝方ゆっくりと城壁の上を散歩しました。
注)城壁は、随時、修復工事が行われているので、時期によっては全ての階段が閉じられたり、登れる階段の場所が変わる可能性があります。
またポザーダ・カステロ・オビドスは城壁の頂に建っているので、街中へ出かける際は、写真のように街を一望することができます。
さらに宿泊客特権で、美しい夜景もホテルから眺めることができます。
以上、一度は泊まってみたいポザーダ・カステロ・オビドスでは、素敵な時間を過ごせました。
記念日をはじめ、優雅な時間を過ごしたいご夫婦やカップルにおすすめです。