こんにちは、SORESEKAこと「それは、世界遺産がきっかけだった。」編集長のMamiです。
この記事では、ブロガー歴7年目、Yahoo! JAPAN クリエイターとしても活動する私が、ライターやブロガーに向いている人・向いていない人について、自分辞典の資質と絡めて、個人的な気づきをお伝えします。
1,000記事以上執筆!Yahoo! JAPAN クリエイターとしても活動中
ライターやブロガーに向いていない人はいません。
ただ、(記事テーマとは別に)記事タイプによる向き・不向きはあるので、自分が「自然と」「当たり前に」書ける記事タイプを早めに知ることは大切です。
この記事を書いている私
- ブロガー歴7年目
- WEBライター歴2年目
- 執筆記事数1,000本以上
- ブロガーとして招待され取材旅行へ
- Yahoo!ニュース エキスパートとして執筆、掲載多数
- 自分辞典アドバイザー
私は、いつでも自由に旅できるよう、世界中どこにいてもPC一台あれば仕事ができるWebサイトの運営をしています。
現在5サイトを運営していますが、すべて自分で企画し、サイトを立ち上げ、記事を執筆しています。
ブロガーとしては7年目になりますが、ここ2年ほどはWebライターとしてお仕事をいただく機会が増え、他の旅行メディアやYahoo! JAPAN アプリ向けにも記事を書いています。
こうしてブロガー・ライターとして経験を積んでくる中で、記事テーマとは別に、自分にとって「書きやすい記事タイプ」と「書きにくい記事タイプ」がある、と漠然と感じてきました。
そんな中、たまたま自己理解を深める「自分辞典」と出会い、自分辞典アドバイザーとなり、自分自身や周りの人を観察するにつれ、「ライターに向いている資質とブロガーに向いている資質がある」と気づいたので、その考察をまとめてみました。
あくまでも個人的な気づきですが、
「自分はライターに向いているのかな?」
「ブロガーとして活躍したいのに、思うように記事が書けない」
「そもそも、今取り組んでいることがなんだかしっくりこない」
と悩んでいる方の参考になれば幸いです。
ライターとブロガーとプロプロガーの違い
まず、ライターとブロガーの違いについては次の通りです。
ライター | ブロガー | |
---|---|---|
収入 | 記事の納品 | 広告 |
クライアント | あり | なし |
記事の書き方 | 企画に沿って | 自由 |
仕事内容 | 執筆のみ | 企画〜執筆〜運営まで |
必要なスキル | タイピング Webライティング 調査力 |
Webマーケティング 広告ビジネス 企画力 SEO WordPress タイピング Webライティング コピーライティング 調査力 分析力 |
最近はライターでもSEOやWebマーケティングのスキルを求められることが増え、ライターとブロガーを兼務している方も多いので、必要なスキルに関しては明確な線引きが難しいですが、大まかには上の表のようになります。
ライターとブロガーの大きな違いは、クライアントの存在です。
- ライター:クライアントの意向を汲み取り、企画に沿って記事を書く
- ブロガー:記事は自由に書けるが、企画〜執筆〜運営〜分析〜修正すべてを自分で行う
またブロガーとして生計を立てている人のことを「プロブロガー」と呼んだりします。
私も広告収入で生活をしているので、プロブロガーに含まれます。
執筆で悩んでいたこと
これまで1,000本以上の記事を執筆してきましたが、今も昔も苦手なのが「自分の考え・思い・感情を伝える」記事を書くことです。
この記事も自分の考察を伝える内容なので、実は、言葉を紡ぐのに数日かかっています。
今では「ブログで記事を書く人=ブロガー」であり、読者さんにとって有益な内容を発信できれば、必ずしも自分の考えを発信する必要も、目立つ必要もないと知っています。
しかしブログを始めた当初は、ブロガーというと、
「ブログで自分の考えを発信することで人々を魅了し、その一種のカリスマ性でフォロワーを何万人も獲得して、ゆくゆくは書籍を出したり、TVに出演したりする人」
と誤解していたので、本当に苦しかったです。
「何かオリジナルの意見を出さないと」「何か印象に残る強い言葉を使わないと」と、もがいていました。
執筆で得意だったこと
一方、やりがいを感じていたのが、「情報を分かりやすくまとめる」記事を書くことです。
散らかった情報を整理し、図や表を適宜加えながら、読みやすく、分かりやすくまとめるのは得意。
成果が出やすいのも、クライアントから「丁寧な記事をありがとう」「読みやすくて魅力的な記事をありがとう」と感謝されるのも、このタイプの記事です。
自分辞典とは
こんな風に、記事タイプによる得意・苦手を漠然と感じていたときに出会ったのが、自分辞典です。
自分辞典とは、心理学者ユングの理論をもとに作られた自己分析ツールの一つで、生まれ持った「資質」を診断します。
ここでの資質とは、自分にとっては当たり前すぎて気づいていないけれど、他の人にとっては当たり前ではない「あなたの特別な才能・魅力」を指します。
自分辞典では、資質によって6色のカラーに分類されます。
- イエロー:外向的未来思考
- レッド :外向的現在思考
- オレンジ:外向的過去思考
- ホワイト:内向的未来思考
- グリーン:内向的現在思考
- ブルー :内向的過去思考
どのカラーが優れているというのはなく、どのカラーにも、それぞれの才能や魅力があります。
自分辞典グリーンの私だからこその執筆スタイルが分かった
自分辞典グリーンの得意なこと・苦手なこと
私の自分辞典カラーはグリーン(内向的現在思考)なので、次のような得意・不得意があります。
【得意なこと】
- 物事を分析し、体系的にまとめること
- 仕組みを作ること
- 細かいところにまで気づき、改善すること
【苦手なこと】
- 自己アピールをすること
- 感覚で行動すること
- 優しいもの言いをすること(断定的なもの言いをしてしまう)
自分辞典グリーンだからこその得意な執筆スタイル
この自分の資質を知ったとき、「あ〜。執筆時に感じていたモヤモヤは、だからか」と妙に納得しました。
自己アピールが苦手だから、自分の思いを伝える記事を書く際は、人一倍神経質になり、書き終えるまでに数日かかってしまう。
でも、物事を体系的にまとめることは得意だから、散らかった情報を分かりやすくまとめる記事を書く際は、たとえ5,000字超の長文でもやりがいを感じるんだと。
また細かいところにまで気づけ、それを記事内容に反映するからこそ、クライアントから「Mamiさんの記事はいつも丁寧」と感じてもらえるのだと。
人を惹きつけたり、自分をアピールしたりする文章を書くのは苦手だけれど、読者さんに「分かりやすくて、ためになったよ。ありがとう」と言ってもらえる記事は「自然と」書けるのだから、そこに自信を持てばいい、と今は悩まなくなりました。
グリーンは内向的資質だから取材活動は大変?
「グリーンは内向的な資質だから、Yahoo! JAPAN クリエイターのような、取材活動が伴う執筆は大変ではないの?」と思われるかもしれません。
確かに、取材活動は外向的な資質が活かせる分野です。
でも私はグリーン100%なわけではなく、イエロー(外向的未来思考)の資質も(後天的に)持ち合わせているので、苦ではありません。
むしろ、普段は一人で黙々と執筆しているので、取材活動は気分転換にもなり、楽しくやらせてもらっています。
そして取材先からは「丁寧な紹介記事をありがとう」と喜ばれ、
「翌日はお店に長蛇の列ができたよ」
「紹介してくれた商品があっという間に完売になって、いつもより4時間も早く店を閉めたよ」
など、嬉しい後日談をいただくことも多く、ライター冥利に尽きます。
こうしてコツコツ実績を積んできた結果、先日は美術館のプレス内覧会にも招待していただけ、学芸員の資格を持つくらいミュージアム好きな私としては、とても嬉しい日となりました。
自分辞典グリーンだからこそ、外注化も得意
現在運営する5サイトのうち、1サイトだけは記事の9割を外注ライターさんに執筆してもらっているのですが、この外注化でもグリーンの資質がまた活かされます。
マニュアル作りが得意なので、外注さんと良好な関係が築ける
グリーンは仕組みを作ることが得意なので、マニュアルやテンプレートを作るのも得意。
結果、依頼主として、外注ライターさんから「マニュアルが分かりやすく、指示が明確なので、執筆しやすかった」との評価をもらっています。
指示が明確で、マニュアルもわかりやすく、安心してお仕事ができました。ありがとうございました。
今回も大変お世話になり有難うございました。いつも丁寧なご説明を頂けるおかげでスムーズに作業を進めることができます。また是非お手伝いさせて頂ければ嬉しく思います。
丁寧にご指示いただき、とてもお仕事しやすかったです。ありがとうございました。またよろしくお願いします。
適切なご指示、素早いご回答をいただき、安心してお仕事をさせていただいております。大変感謝しております。
論理的な説明が得意なので、修正依頼にも対応してもらいやすい
きちんとマニュアルがあるので、私の意図とズレた記事が納品されることは少ないですが、ごく稀に修正依頼をすることがあります。
そんな時もグリーンは「なぜ修正が必要で、どう修正してほしいのか」論理的に説明するのが得意なので、外注ライターさんも修正依頼をすんなり受け入れて、素早く対応してくださいます。
訂正箇所等の指示が明確で、マニュアルもわかりやすく、安心してお仕事ができました。今後ともよろしくお願いします。
冷たい人という印象を与えがちと知っているので、対策ができる
ただ、グリーンは物事をハッキリと口にするため、時に「冷たい人」という印象を与えがちです。
でも、この側面をあらかじめ知っているので、丁寧なお礼はもちろん、「今回の記事は〇〇の部分が〇〇でとても良かったです」など、具体的かつポジティブなフィードバックも意識的に添えることで、良好な関係を築けています。
毎月コメントもいただき丁寧なコミュニケーションをとっていただきました!
ライター向き?ブロガー向き?自分辞典カラーとの関係性
最後に、自分辞典アドバイザーとして、ライターとブロガー、それぞれに向いている自分辞典カラーをご紹介します。
ライターとブロガーの大きな違いは「クライアントの存在」と前半でお伝えしましたが、この7年間の経験から「自己アピール力」も重要なポイントと感じているので、この2点を踏まえて紹介していきます。
ライター | ブロガー |
---|---|
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ライターに向いている自分辞典カラー
どちらかといえば、読者さんに有益な情報を分かりやすくまとめるライターには、私と同じグリーンさんの他に、ブルーさんも向いています。
なぜなら、ブルーさんも自分を表現することが苦手な一方、情報収集をしたり、細やかな配慮を行き届かせることが得意だからです。
事前にしっかりと調査をしてから実行に移し、決められたことを100%こなす能力にも長けているので、
- 誤字脱字がない
- 記事内容を補強するデータや情報源がしっかりしている
- 納期をきちんと守る
ライターとして、クライアントから喜ばれます。
ブロガーに向いている自分辞典カラー
どちらかといえば、一種のカリスマ性を持ち、自分の考えを発信することで人を魅了するブロガーには、レッドさん、イエローさん、ホワイトさんに向いています。
レッドさんは自分の思いを発信することや、人に注目してもらうことが得意なので、まさにブロガー(インフルエンサー)向き。
イエローさんはビジョンを周りに語り、多くの仲間を得ることに長けているので、ブロガーとして自分の思いを発信することが自然とできます。
ホワイトさんはグリーンさんやブルーさんと同じく内向的な資質の持ち主ですが、自分の世界観を持ち、アイデアを生み出すことに長けているため、自由に企画・発信できるブロガーや小説家に向いています。
オレンジさんはコミュニケーション能力に長けているので、ライターにもブロガーにも向いていますし、オンラインサロンやコミュニティー内で仲間を増やすのも得意です。
自己理解を深めると、自分らしく記事が書けるように
同じ職業でも、どのカラーが成功するということではなく、自分のカラーをどれだけ活かせるか(自分らしさを出せるか)が、ポイントではないでしょうか?
たとえば、ブロガーの場合、レッドさんやイエローさんなら、執筆テクニックはほどほどにして、自分の感情を思いっきり言葉にのせた方が生き生きとした文章になり、「〇〇さんのブログからはいつも元気がもらえるから、ついつい読んでしまう」と思ってもらえるかもしれません。
グリーンさんやブルーさんなら、情報収集力や分析力を活かした充実の記事内容にすることで、「〇〇のことを知りたかったら、〇〇さんのブログが信頼できる」と思ってもらえるかもしれません。
記事執筆に限らず、いま取り組んでいることが「なんかしっくりこないな」と感じている方は、一度、自己理解を深め、自分の資質を知ってみてはいかがでしょうか。
もし、自分辞典カラー(資質)を知りたいという方は、自分辞典セッションにて喜んでお手伝いさせていただきますので、お気軽にお問い合わせくださいね。