こんにちは、SORESEKAこと「それは、世界遺産がきっかけだった。」編集長のMamiです。
この記事では「志那三郷の藤」の一つである、滋賀県・草津市にある「志那神社」の藤の花をご紹介します。
滋賀県・草津市にある志那神社
「砂擦りの藤」で有名な三大神社より徒歩10分のところに志那神社があります。
詳細は不明ですが、風神を祭る由緒深い神社。
毎年5月3日の例祭では、国の無形民俗文化財および日本遺産に認定されている「草津のサンヤレ踊り(風神踊り)」を見ることができます。
鳥居をくぐると、気持ちのいい木立の参道が70mほど。
境内の中央に拝殿があり、境内右手には藤棚があります。
なお本殿は国の重要文化財となっています。
志那神社の藤棚は竹林と共演
志那神社の藤は房が決して長くはありませんが、藤棚はかなりの面積があり、竹林と共演している風景が素敵です。
ちなみに志那神社を外から眺めると、竹林に守られているのがよく分かります。
ぶどうの房のような珍しい「八重の藤」
境内左手には神馬が。
昔は志那三郷(志那・吉田・志那中)より馬を出して競馬を行い、豊作の吉凶を占ったそう。
そして注目なのが、神馬の近くに植えられた紫色の花「八重紫」。
地元のおじいちゃんが「珍しいから、良かったら見ていってな〜」と教えてくださったのですが、なんと八重咲きの藤で、棚にしないで育つ珍しい藤の花なんです。
ぶどうの房のように、ころん、ころん、しているのが可愛らしい。
隣には「白長藤」という藤も植えられていました。
どれも今年植えられたばかりということなので、これから華やかに成長していくのが楽しみです。
志那神社とあわせて訪れたい「志那三郷の藤」
志那神社の近くには、同じく藤の花が綺麗な神社があり、
- 三大神社(砂擦りの藤で有名)
- 志那神社(藤棚と竹林の共演、八重の藤)
- 惣社神社(樹齢500年越えの藤棚)
の藤をあわせて「志那三郷の藤」と称されています。
それぞれ徒歩圏内にあるので、時間があれば、立ち寄ってみられてはいかがでしょうか。
志那神社へのアクセス
JR琵琶湖線「草津駅」西口よりバスが出ています。
- 下物経由 烏丸半島行き「北大萱」下車 → 徒歩20分ほど
- 烏丸半島行き「吉田口」下車→ 徒歩3分ほど
バスの本数は限られており、1時間に1〜2本しか走っていませんので、行き・帰りともに時刻表をチェックされることをおすすめします。
駐車場はありません。
三大神社からは歩いて10分ほど、惣社神社からは歩いて20分ほどです。