こんにちは、SORESEKAこと「それは、世界遺産がきっかけだった。」編集長のMamiです。
この記事では世界遺産「栂尾山 高山寺」を紹介します。
世界遺産「栂尾 高山寺」への行き方
栂尾の高山寺は「世界遺産」であり、「日本茶の発祥の地」でもあるので、世界遺産とお茶が好きな私にとっては一度は行きたい場所でした。
交通アクセスはよく、京都市内各地から出ているJRバス「栂ノ尾」行きの利用が便利です。
また高山寺は観光スポットのひとつ神護寺から徒歩16分で行けるので、この記事では神護寺から高山寺へ歩いて行く方法を紹介します。
分岐点では矢印や看板が出ているので、迷うことなく向かうことができます。
綺麗な紅葉を眺めながら
西明寺も通りすぎ
途中「茶山栂尾」の石碑も通過すると
参道に到着です。
「世界文化遺産 高山寺」の入山料は500円です。
栂尾山高山寺とは
高山寺は明恵上人が後鳥羽上皇よりこの地を与えられ、勅願によって開かれました。
皇族をはじめ多くの人々の信仰を集め、「鳥獣人物戯画絵巻」に代表される数多くの文化財が集積されていきました。
苔生した趣のあるお寺で、空気も澄んでいて清々しい気持ちになります。
栂尾山高山寺は日本茶の発祥の地
明恵上人は、栄西が宋から持ち帰った茶の種を贈られ、この高山寺にて日本で初めて茶を栽培しました。
このことから高山寺は「日本茶の発祥の地」とされています。
今では京都のお茶というと宇治が有名ですが、明恵上人が高山寺の茶の苗を宇治へ移植したことがきっかけで、その後、全国に広まって行きました。
そのため中世以降、その歴史的な由緒によって、栂尾で栽培された茶は「本茶」、それ以外は「非茶」と呼ばれるようになりました。
日本最古の茶園に心躍らせて近づくと、トイレが横に設営されていて、その汚臭が漂いガッカリ。
なお茶園は柵で囲まれていて、中には入れませんでした。
国宝の石水院
石水院は明恵上人時代の唯一の遺構。
鎌倉時代の住宅建築の傑作でもあり、国宝に指定されています。
拝観料が別途800円かかりますが、
善財童子
鳥獣人物戯画絵巻(国宝)
明恵上人樹上坐禅像(国宝)
後鳥羽上皇の勅額「日出先照高山之寺」
など国宝や重要文化財を見ることができます(一部は複製)。
また回廊からの眺めも最高です。
特に室内中央から外を眺めると、光の加減で、より綺麗に見えました。
開山堂から金堂までの道のりは神聖な気持ちになる
広い境内の奥には
開山堂や
金堂があるのですが、
豊かな森に囲まれたエリアで、とても清々しい気持ちになりました。
紅葉の名勝である三尾を巡ろう
京都の西郊に位置する高雄・槙尾・栂尾は「三尾」と呼ばれ、古来より紅葉の名勝として知られています。
栂尾山高山寺を訪れたついでに、高雄山神護寺や槇尾山西明寺も散策されてみてはいかがでしょうか。