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コーケー遺跡群は行く価値あり!プラサットトムはクメールの七段ピラミッドだった

Mami
Mami

こんにちは、SORESEKAこと「それは、世界遺産がきっかけだった。」編集長のMamiです。

 

この記事では、カンボジアにあるコーケー遺跡群を紹介します。

 

シェムリアップからは少し離れていますが、行って良かったです!

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コーケー遺跡群とは

コーケー遺跡群は、世界遺産アンコールワットがあるシェムリアップから北東方面に車で約2時間半の場所にあります

12世紀に栄えたアンコールワットよりも歴史は古く、10世紀に16年間だけ、ジャヤヴァルマン4世たったひとりの王のために、クメール王朝の都として機能していました。

シェムリアップから少し離れていることと、遺跡の保存状態がよくないため、観光客はほとんどいませんが、行ってみて本当に良かったです!

コーケー遺跡群は広大なエリアに100近くの遺跡が点在しているのですが、この記事では3つの遺跡を紹介していきます。

特にジャングルの中から突如出現する、クメールのピラミッド「プラサットトム」は必見です。

シェムリアップから遠く離れているため、コーケー遺跡群を訪れるツアーは数が少なく、下記の現地ツアーは超貴重です。

コーケー遺跡群に加え、途中にあるベンメリア遺跡も訪れるので、個人旅行の場合、効率的に遺跡観光を楽しめます。

コーケー遺跡群の入場料

コーケー遺跡群の入場料は$10です。

アンコール遺跡群に入場できる共通チケット「アンコールパス」の対象ではないので、別途チケット購入が必要です。

 

観光客が少ないため、チケット売り場は閑散としていました。

 

チケット売り場を通過した後も、しばらく車を走らせていきます。

このエリアでは野焼きが行われており、所々、火や煙が見えました。

日射しがとても強いカンボジアを旅するなら「飲む日焼け止め」は心強いアイテムです。

プラサットトム

森の中を歩いていると、突如現れるプラサットトム!

コーケー遺跡群のハイライトとも言える、クメールの七段ピラミッド型寺院です。

テンションが上がって、カンボジア伝統舞踊「アプサラ」もどきを舞ってしまうほど。

 

正面の階段は大きく崩れていますが、

 

裏側にまわると、頂上へ登るための階段が設置されています。

トンボが飛び回る中、10分ほどかけて高さ約30mを登っていきます。

 

頂上にはゴロゴロとした岩が積み上げられており、所々、レリーフが残されています。

 

写真は、御神体のリンガ(ヒンドゥー教の男性の象徴)が納められていた台座で、ライオンのシンハ像が彫られています。

 

そして頂上からの眺めは最高!

360度の大パノラマを満喫できます。

 

このプラサットトムへと続く道もよく分かります。

 

広大なコーケー遺跡群エリアですが、このプラサットトム(だけ?)には食堂があり、

 

この地で暮らす子供達が遊んだりもしていました。

休息やドリンクが必要な場合は、このプラサットトム前がおすすめです

プラサットリンガ

プラサットリンガの中を覗いてみると、

 

中央の祭壇に保存状態の良い「リンガ」(ヒンドゥー教の男性の象徴)が残されていました。

リンガがのっている「ヨニ」(ヒンドゥー教の女性の象徴)は、外の壁まで通り、ヨニに注がれた水を信者が外で汲むといった宗教的な儀式が行われていたそうです。

リンガもヨニも、カンボジアのヒンドゥー教寺院には今も多く残されています。

プラサットプラム

5つの塔があるプラサットプラム。

コーケー遺跡群の他の遺跡とは違い、レンガ造りなので、また異なる雰囲気を纏っています。

 

保存状態が比較的よく、とても綺麗です。

 

そして最大の特徴がこちら!

タプロームのように、この遺跡も5つのうち2つの塔は木の根に飲み込まれんばかり。

 

まるで血管のように、遺跡に力強く根を張る木々から生命力をバシバシ感じます。

 

この木もどこまで成長するのだろう。

謎に包まれた遺跡群

ちなみにクメール時代の文字は残されていないので、どんな文化が花開いたのか、どんな名前で呼ばれていたのか、すべて謎に包まれています。

アンコール遺跡群にも、コーケー遺跡群にも図書館(経堂)跡が多数残されています。

そのため文字が残っていても良さそうなのですが、ヤシの葉に書かれていたため、現在まで残ることはなかったんです。

ちなみにコーケー遺跡群の「コーケー」も現在の村の名前からつけられています。

また「プラサット」には「寺院」という意味があるそうなのですが、あとは塔が5つあるから、「5つ」という意味を持つ「プラム」をくっつけて「プラサットプラム」と現在は称されています。

 

その他、このエリアは石切場が近くにあるため、アンコールワット遺跡群に比べると、大きめの石が使われています。

ただし、このエリアで採れる石の素材上、彫刻には向かなかったようで、元から彫刻はほとんど彫られていません。

Mami
Mami

せっかくシェムリアップまで来たのなら、ぜひコーケー遺跡群まで足を伸ばしてみてください。

 

古代遺跡好きにはたまりません!

 

シェムリアップからコーケー遺跡群へ観光する場合、途中にあるベンメリア遺跡と組み合わせるのもおすすめです。

 

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