こんにちは、SORESEKAこと「それは、世界遺産がきっかけだった。」編集長のMamiです。
この記事では、世界遺産・古都キャンディにある「仏歯寺(Temple of the Tooth Relic)」と、お祈りの儀式「プージャ」についてご紹介します。
世界遺産の古都キャンディと仏歯寺
山々に囲まれた古都キャンディは世界遺産であり、紅茶の名産地としても有名。
日射しがとても強いスリランカを旅するなら「飲む日焼け止め」は心強いアイテムです。
街の中心部にはキャンディ湖があります。
そしてキャンディ湖に面した部分にある大きな寺院が「仏歯寺」です。
早朝にもかかわらず、祈りにつめかける人々。
その名の通り、ブッダの歯が奉納されているとされ、スリランカの仏教徒にとっては重要な聖地。
通学途中の学生たちは、外から手を合わせ、お祈りしてから通り過ぎていました。
また写真の人々をご覧いただくとわかるように、上下とも白い服でお参りするのが良しとされています。
わたしもローカル文化に敬意を払い、上下白い服で訪れました。
プージャは1日3回だけ!華やかなお祈りの儀式と仏歯の容器を拝むチャンス!
せっかく仏歯寺を訪れるなら、「プージャ」に参加されるのをおすすめします。
プージャとは、1日3回だけ行われる華やかなお祈りの儀式のことです。
06:00~
11:00~
18:30~
と1日3回だけなのですが、盛大な太鼓の音が寺中に鳴り響き、祈りの時間を告げます。
また仏歯の入った豪華な装飾容器を拝めるのも、このプージャの時だけです。
今回は早朝6時の回にあわせて訪問してみました。
仏歯寺まで徒歩10分のホテルに滞在していて良かった。
1)まずは靴を預け、入場料を払う
お寺に近づくと外国人用のブースがあり、そこで靴を預け、入場料(Rs1500)を払います。
早朝6時のお祈りの回のみ入場料は無料という情報もありましたが、今は違うようです。
裸足で歩き回ることになるので、サンダルでの訪問がおすすめです。
足の裏、真っ黒になります。
2)お供え物を用意
お供え物として、ロータスやジャスミンなど香り豊かな花々を捧げます。
だいたいRs100で、お寺の中でも周辺でも売っています。
現地の人々は、家でお米を炊いて持ってきたりもしていました。
花か米が基本のよう。
3)盛大に太鼓の音が鳴り響く
お祈りの時間の6時になると、黄金や象牙で飾られた建物の前で盛大に太鼓の音が鳴り響きます。
▼賑やかな太鼓の演奏♪(手ブレしています…)
動画の冒頭に出てくる現地の方は、どうしたら良いのかと入口でもたもたしていたら、「こっちだよ」と言って案内をしてくれ、いつの間にかツアーガイドさんに変身していました。
その他にも、仏様の一生を描いた絵画や様々な座禅ポーズ(?)をとった仏像が並んでいる部屋もありました。
4)2階が献花台と仏歯のある場所
でも、みんなが向かうのは2階。
そう、2階に仏歯は奉納されており、献花台もあるからです。
仏歯が奉納されている部屋の扉が開くのは6:30とのことなので、それまで行列に並びます。
5)祈りとお供え物を捧げる
6:30になり仏歯が奉納されている部屋の扉が開くと、みんなグングン進んで祈りを捧げていきます。
大行列で後ろからドンドン押されるので、立ち止まることはできません。
扉裏に控えているお坊さんにお供え物を渡す際に、煌びやかな容器が一瞬見えたかな、ぐらいの速い流れです。
貴重な体験をさせてもらいました。
毎日、大量に捧げられるお米は湖(キャンディ湖かな?)に投げ入れられ、魚たちのエサとして活用されているそうです。
プージャが終わった後は、お寺の中を見学。
博物館も併設されています。
日が昇ってくると、野生のサルたちがどこからともなく現れます。
寄付のためにお金はこまかく持って行こう
最後に。
他のフロアの仏像を拝んだり、靴の返却時には、「Donation」と寄付金を要求されます。
相場が分からず適当に小額紙幣で支払った際、額が少ないと金額を指定されたりもしました…。
せっかくの参拝。
気持ちよく過ごせるように、お金はこまかく持って行った方が良かったなと感じました。