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パワースポット竹生島へ!クルーズ情報と観光の見所まとめ

竹生島クルーズ
Mami
Mami

こんにちは、SORESEKAこと「それは、世界遺産がきっかけだった。」編集長のMamiです。

 

今回はパワースポットと名高い、琵琶湖に浮かぶ竹生島の観光情報(+長浜の観光情報)をお届けします。

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竹生島へはどんなフェリーで行けるの?竹生島クルーズの様子

竹生島クルーズの乗船ルート

引用:琵琶湖汽船HP「竹生島クルーズ」

琵琶湖の北部に浮かぶ、パワースポットとして名高い「竹生島」へは、琵琶湖汽船が運航する「竹生島クルーズ」で行くことができます(詳細は後述)。

琵琶湖汽船といえば「ミシガンクルーズ」を運航している会社です。

「今津港」と「長浜港」から船が出ており、各港から竹生島までは約30分

往復航路もあれば、横断航路もあるので、前後の予定に合わせて発着港を選びやすいです。

 

竹生島クルーズ

せっかくなので今回は両方の港を訪れてみようと、今津港→竹生島→長浜港の「びわ湖横断航路」にしてみました。

 

今津港

今津港の観光船乗り場は、こじんまりとしていますが、とても綺麗です。

 

乗り場からは肉眼で竹生島を捉えることもできます(写真左端)。

 

いんたーらーけん(びわ湖光秀号)

今津港からは、鮮やかな水色が目を引く「いんたーらーけん(びわ湖光秀号)」に乗船。

 

船内はとても綺麗で、120席あるので、ゆったりと過ごすことができます。

 

しかし、せっかくお天気にも恵まれたので、オープンデッキへ。

明智光秀をイメージしたこの船には、いたるところに明智光秀の家紋「水色桔梗」を想起する浅葱色(水色)があしらわれており、明るく爽やか。

 

竹生島

竹生島にはたくさんの白い鳥がとまっていました

とても気持ちよく、30分間のクルージングを楽しむことができました。

パワースポット!神様が棲む島「竹生島」観光

竹生島

古より神様が棲む「パワースポット」の島として知られている竹生島に上陸!

島の名前は「(神を)いつく島」に由来しているそうです。

 

竹生島

島内には国宝の「宝厳寺 唐門」や「都久夫須麻神社 本殿」、重要文化財の「宝厳寺 舟廊下」など見どころが沢山あります。

 

受付所で拝観料(大人600円/小人300円)を納めて、島内を早速巡ってみましょう。

竹生島の見どころ1:祈りの階段

祈りの階段

まずは宝厳寺本堂に続く「祈りの階段」を登ります。

 

祈りの階段

この石段に使われた御影石や、寺の伽藍の大きな柱・部材の一つ一つは、すべて島の外から運ばれてきたもので、石段脇には寄進した人たちの名前などが彫られています。

たくさんの人々の祈りの心が、竹生島の祈りの階段には深く刻まれています。

165段の急な階段ですが、一歩一歩踏みしめて登ります(あ、ちょっと足がプルプル)。

竹生島の見どころ2:法厳寺(弁財天堂)

宝厳寺

祈りの階段を登りきった頂上には「宝厳寺 本堂」があります。

ご本尊の大弁才天は、江ノ島(江島神社)・宮島(厳島神社)と並ぶ「日本三弁才天」の一つです。

その中で最も古い弁才天のため、宝厳寺のみ「大」の字をつけ、大弁才天と称することができるそうです。

 

宝厳寺

秘仏であるため普段は非公開となっており、次回の開帳は西暦2037年です(60年に1度公開)。

 

弁天様の幸せ願いダルマ

堂内では「お願いダルマ」と呼ばれる願掛け奉納をすることもできます。

 

弁天様の幸せ願いダルマ
このダルマは、手に琵琶を持つ愛嬌のある弁天様です。

 

願いを叶えてくれると評判なだけあって、弁才天座像の周囲は「弁天様の幸せ願いダルマ」で真っ赤に彩られていました。

 

私もご利益にあやかろうと「お願いダルマ」を奉納し願掛けすることに。

一つ一つ手書きで描かれているため、弁天様の表情がそれぞれ少しずつ異なるので、自分の気に入ったダルマを見つけます。

 

そして願い事を書いた紙をダルマの中に収めて奉納します。

竹生島の見どころ3:三重塔

巡路に従い進むと「三重塔」があらわれます。

1484年前後に建てられたものの江戸時代初期に焼失したそうで、2000年に約350年ぶりに再建されました。

内部に描かれている多数の絵は、昔ながらの岩絵の具を膠水で溶いて描かれているため、剥落しやすいとのことで、普段は公開されていません。

 

もちの木

三重塔のすぐそばにある「もちの木」は、観音堂、唐門、舟廊下を移築した際の記念として、豊臣秀頼の後見役である片桐且元が手植えしたものです。

樹齢はなんと400年。傘を広げたような形が特徴的です。

 

巡路に従いさらに進むと、琵琶湖を見渡せる気持ちのいいポイントに。

竹生島の見どころ4:国宝「唐門」と重要文化財「観音堂」

続いての見どころは、国宝「法厳寺 唐門」および重要文化財「法厳寺 観音堂」です。

唐門は京都東山の豊国廟(豊臣秀吉の廟所)の極楽門を移築したと伝わるもので、土地の条件から、観音堂に接して建てられています。

2006年、オーストリアのエッゲンベルク城で豊臣期大坂図屏風が発見され、絵中にはこの門が大坂城にあった姿で極楽橋の形が描かれていることから、竹生島の唐門は秀吉時代の大坂城の唯一の建物(遺構)と考えられています

 

法厳寺の唐門

唐門と観音堂には豪華絢爛な「桃山様式」の美しい彫刻や鮮やかな文様が今も残されているのですが、加えて2013年度より実施されていた、唐門、観音堂、舟廊下の修復作業が2020年に完了したので、さらに美しい姿を楽しむことができます。

観音堂のご本尊は千手千眼観音様です。

竹生島の見どころ5:重要文化財「舟廊下」

続いての見どころは重要文化財「舟廊下」です。

「宝厳寺 観音堂」と「都久夫須麻神社 本殿」を繋ぐようにして建てられた、全長30mの廊下です。

 

舟廊下

豊臣秀吉の御座船「日本丸」の一部、船櫓の材料を利用して建てられています。

 

桃山時代の建築様式を残す貴重なもので、傾斜地に建てられているため、土台は舞台造りで支えられています。

竹生島の見どころ6:国宝「都久夫須麻神社」

都久夫須麻神社

舟廊下を渡りきると、国宝「都久夫須麻神社 本殿」があります。

都久夫須麻神社(つくぶすまじんじゃ/竹生島神社)は、豊臣秀吉が時の天皇をお迎えするために、その時代の粋を集めてつくった伏見桃山城内の最高の建物「日暮御殿(勅使殿)」を神殿として移転したもの。

本殿内部には桃山時代を代表する華麗な装飾が施されているとのことですが、非公開となっています。

祭神は

  • 市杵島比売命(いちきしまひめのみこと=弁財天)
  • 宇賀福神(うがふくじん)
  • 龍神(りゅうじん)
  • 産土神の浅井比売命(あざいひめのみこと)

の4柱です。

竹生島の見どころ7:竜神拝所

竜神拝所

都久夫須麻神社の本殿向かいには、龍神様が鎮座している「竜神拝所」があります。

 

ここで挑戦したいのが「かわらけ投げ」です。

 

かわらけ投げ

かわらけ投げとは、厄除けなどの願いをかけて、高い場所から円盤状の土器の皿を投げるという古くから伝わる願掛けの一つで、発祥地は京都市の神護寺といわれています。

 

竜神拝所では「厄除」の文字が彫られた土器(かわらけ)に願い事を書き、琵琶湖に突き出た宮崎鳥居へと投げ、鳥居をくぐれば、願い事が成就するといわれています。

 

書くときも、投げるときも、1枚目は自分の名前、2枚目に願い事と、やり方の説明をしていただきました。

結果やいかに…!

竹生島でランチを食べられるお店はあるの?

出港まで残り5分となり、駆け足で通り抜けたので今回は立ち寄れませんでしたが、竹生島には2軒のお土産屋さんがあり、店内に喫茶メニューはありました

 

可愛い弁天様のスイーツもあるようなので、次回はぜひ。

竹生島の観光にはどのくらいの所用時間が必要?

島内にはまだ他にも見どころがあり、もう少しゆっくり見て回りたかったけれど、クルーズの時間の都合上、約1時間ほどの滞在となりました。

個人的には、1時間だとちょっぴり駆け足でのコース一周という感覚です。

竹生島クルーズですが、今津航路と長浜航路なら約80分の上陸時間があるので、観光にちょうど良さそうです。

ですが、私が利用した横断航路(今津港→竹生島港→長浜港)だと上陸時間は約60分、横断航路(長浜港→竹生島港→今津港)になると約30分と短めになります。

ただし横断航路の場合、竹生島での上陸時間が短いなら、次の便での乗継も可能とのことなので、乗船時にスタッフさんにご相談ください。

竹生島から長浜港へ

竹生島クルーズ

竹生島を後に、次は「べんてん」に乗って長浜港へ向かいます。

 

「べんてん」は、1階に122席、2階に42席と、2階にもキャビンがあります。

そして行きの「いんたーらーけん(びわ湖光秀号)」同様、綺麗でゆったり過ごせます。

 

竹生島

しかし景色を楽しむなら、やはりオープンデッキがいいですよね。

かわらけ投げをした龍神拝所や宮崎鳥居などを見つめながら、島を離れます。

 

竹生島クルーズ

竹生島クルーズ

「また訪れたいな〜」と素敵な時間を過ごせたことに感謝しつつ、風に吹かれながら、空と湖のブルーを堪能。

竹生島と合わせて楽しみたい長浜観光

長浜観光

長浜港に到着したら、港から歩いて15分ほどの場所にある「黒壁スクエア」周辺の長浜観光はいかがですか。

 

秀吉が開いた城下町ですが、おしゃれなショップや工房も多数ありました。

ただし食事処はお昼休憩のために14時頃に一旦閉まるお店が多い印象を受けたので、ご注意ください。

 

個人的には「大通寺」の切り絵障子に感動しました。

 

大通寺

街中に突然現れる大きなお寺。

 

東本願寺の別院で、正式には無礙智山(むげちざん)大通寺といいますが、一般に「長浜御坊」の名で呼ばれているそう。

 

お堂に近づいてみると、何やら賑やかな障子が目に入ってきました。

 

そこで近づいて見てみると、動植物が融合した、なんともポップで素敵な切り絵障子となっていました!

 

この壮大な作品は、切り絵作家・早川鉄兵さん制作のもの。

 

中から外を見た方が障子を通した柔らかな光の影響で、より美しく感じました。

竹生島までのアクセス

竹生島へは琵琶湖汽船が運航する「竹生島クルーズ」で行くことができます。

今津港」と「長浜港」から船が出ており、各港から竹生島までは約30分です。

航路 料金
今津航路(今津港⇄竹生島港 往復) 大人2,700円 学生2,200円 小学生1,400円
長浜航路(長浜港⇄竹生島港 往復) 大人3,200円 学生2,600円 小学生1,600円
びわ湖横断航路(今津港→竹生島港→長浜港) 大人2,900円 学生2,400円 小学生1,500円
びわ湖横断航路(長浜港→竹生島港→今津港) 大人2,900円 学生2,400円 小学生1,500円

往復航路もあれば、横断航路もあり、それぞれ上陸時間も異なるので、長浜観光など前後の予定に合わせて、発着港を選びます。

なお時刻表は、通常期間・繁忙期・冬季期間で変わるので、琵琶湖汽船の公式ホームページでご確認ください。

そして竹生島は人気観光地なので、土日の午前中の便は公式ホームページから事前予約(希望日の前日15時まで受付/現地決済)しておいた方が安心です。

実際、私も前日に希望の便を予約しようとしたら満席で取れなかったので、日程を変更しました。

 

竹生島クルーズ

以上、竹生島の観光情報(+長浜の観光情報)をお届けしました。

30分ほどの手軽なクルージングを楽しみつつ、竹生島でパワーをいただいてくださいね。