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京都・大原の冬旅!ぼたん鍋と温泉を楽しめる大原山荘の宿泊レポと周辺観光スポット

大原山荘のぼたん鍋
Mami
Mami

こんにちは、SORESEKAこと「それは、世界遺産がきっかけだった。」編集長のMamiです。

 

今回は京都・大原にある、ぼたん鍋大原温泉を楽しめる「大原山荘」の宿泊レポをお届けします。

 

2018年にリニューアルされたので、客室が綺麗なのに加え、三千院や寂光院などの観光にも便利なお宿です。

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大原山荘の客室

大原山荘

大原山荘は「民宿」とあったのですが、想像していたよりも大きな建物。

チェックインを済ませて、客室へ早速案内してもらいます。

 

今回は客室にトイレが付いている「和モダンなお部屋」を予約。

シンプルだけれど、リニューアルされたこともあり、とても綺麗な客室。

写真ではわかりにくいと思いますが、天井が高く、梁が内装のアクセントにもなっていました。

 

壁紙には桜が咲き誇っていて、優しい雰囲気。

なお、大原山荘では「民宿」ということもあり、布団敷きは自分たちで行います。

布団を敷いてくれる一般的な旅館に滞在する場合、「部屋を小綺麗にしておかないと」という気持ちになりますが、スタッフの方々が入室されないので気兼ねなく過ごせました。

大原山荘の温泉

大原山荘では大原温泉を楽しむことができるので、寛いだ後は温泉へ。

浴衣とタオルの他、シャンプーやボディーソープなど必要最低限のアメニティは用意されていますが、化粧水などスキンケア関連は用意されていないので持参が必要です。

大原に温泉があるとは知らなかったのですが、ぬるめの温泉で、美肌効果と疲労回復効果が期待できる模様。

大原温泉は、京都盆地の北東側で第一級の活断層の「花折断層」が走向する西方に位置し、1175mの深さから約120(リットル/分)の豊富な湯量で湧出し、泉温が27,9℃の温泉です。

地質的に太平洋の深海で形成されてプレートに乗って日本列島に付加された「丹波層群の地層」と東側の比叡山を作っている「花崗岩」がその下に潜り込んで形成された断層亀裂から湧出した温泉です。

泉質は、「美肌効果」のあるナトリウムイオンと炭酸水素イオンが多く、更に「通風の湯」の元になっているラドン量が25(X10-10キュリー/kg)と多く、放射能温泉基準の30(X10-10キュリー/kg)に近い量を抱え、近畿地方でも数少ない温泉です。

無色透明で含まれる成分量に応じて刺激が少なく、病後回復後の静養〜手術後、骨折・外傷後の療養に適しており、炭酸水素イオンの持っている「肌がなめらかになる効果」と浴後に「清涼感」を感じる温泉です。

又、Ph値が8,7と弱アルカリ性であり、ナトリウム・炭酸水素イオンの効果でお肌の角質を軟化させ「ツルツル」にさせる「美人の湯」に近い効果もあります。

1175mの地底から運び込まれてくる泉温と効能成分で療養と疲労回復効果を期待できる京都盆地の中でも数少ない効能ある温泉です。

 

大原山荘のお風呂

画像引用:楽天トラベル「大原山荘」

お風呂は別棟にあるため、スリッパを履き替えて一度外に出る必要があるのですが、風情ある石段を登るのも期待度が高まって良い。

山にあるお風呂は、檜風呂と岩風呂の2タイプ。

男風呂と女風呂が夜と朝に入れ替えられるので、朝風呂も入ることで、両方のお風呂を楽しめました。

露天風呂に併設された壷風呂は源泉そのまま100%の半掛け流しですが、泉温が27,9℃とかなりぬるいので、長湯はしにくく、私は露天風呂の方でゆったり浸かり、お肌もツルツルに。

大原山荘の夕食は「ぼたん鍋」

大原山荘のぼたん鍋

夕食は食事処にて。

色々なコースがあるけれど、今回は11月中旬〜3月下旬の間だけ楽しめる「ぼたん鍋」を楽しみにやって来た。

 

大原山荘のぼたん鍋

脂がたっぷりのっている見た目だけれど、実際に食べてみるとあっさりとした味で、低脂肪、低カロリー、コラーゲンたっぷりの猪肉

 

大原山荘では季節に応じた有機野菜を作っておられ、お鍋の具材にも使用されているので、大原で育ったミネラルたっぷりの新鮮な野菜も堪能できる。

 

大原だけに、紫蘇そうめんや山くらげも味わいつつ、自家製味噌のお汁とともにペロリと完食しました。

大原山荘の朝食

大原山荘の朝食

朝食は湯豆腐で体をあたためつつ、楽しみは卵かけご飯。

大原山荘の主人が丹精込めて育てた大原産コシヒカリはおかわり自由(セルフサービス)なので、ついつい「あと少しだけ」と食べてしまった。

周りのお客さんも、老若男女問わず、おかわりする人が多かったです。

大原山荘へのアクセス

京都駅からバスで約1時間ほど山間に入るだけで、素朴で美しい自然が広がる大原。

15時以降なら、バス停「大原」から送迎してもらえます。

「三千院」の奥にある「来迎院」と「音無の滝」

この坂を上ると三千院へ。この右手へ進むと来迎院へ。

「初午大根焚き」など、三千院や寂光院へは何度か訪れたことがあるので、今回は三千院の奥にある「来迎院」と、さらにその奥にある「音無の滝」を訪れてみました。

来迎院

(運動不足で、息が切れ切れ…)三千院から徒歩7分ほど山を上っていくと「来迎院」が見えてきます。

 

来迎院

ひっそりとした山の中に佇む本堂は、火災にあい、室町時代後期に再建されたそう。

苔と木々に囲まれ、素朴だけれど佇まいが美しい。

ご本尊は、薬師如来、阿弥陀如来、釈迦如来が安置されており、いずれも藤原時代の優れた作品で、重要文化財に指定されています。

ご本尊を囲むように描かれている天女たちの生き生きとした姿も素晴らしかったのですが、興味を持ったのは「天台声明」の楽譜(撮影禁止)です。

お経に漢字・カタカナ・記号が加えられたような仏教声楽の楽譜で、昔学校で習った古典のレ点などとも異なり、初めて見知ったので興味深かったです。

拝観時間:9:00〜17:00
拝観料:400円

音無の滝

来迎院からさらに10分ほど山の中へ。

途中、丸太の橋を渡ったり、狭い階段を登ったりすると、「音無の滝」に着きます。

 

代々の声明法師は、この滝に向かって声明の修行を重ねたそう。

初めは声明の声が滝の音に消されて聞こえず、修行を重ねるに従って、滝の音と声明の声が和し、ついには滝の音が消えて、声明の声のみが朗々と聞こえるようになったと言う。

この日は水量が少なかったのですが、涸れ川の痕跡があったので、雨の日の翌日などは迫力が増しそうです。

 

大原山荘のぼたん鍋

以上、ぼたん鍋と温泉を楽しめる「大原山荘」の宿泊レポと、周辺観光スポットをお届けしました。

冬の京都・大原を旅する際の参考になれば幸いです。