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【チェックリスト付】初めての海外旅行、何から準備を始める?11ステップ徹底解説

初めての海外旅行準備
Mami
Mami

こんにちは、SORESEKAこと「それは、世界遺産がきっかけだった。」編集長のMamiです。

 

初めて海外旅行をするという友達から「何から準備したらいいのか分からなすぎる」と相談を受けたので、20カ国以上旅している私が、海外旅行が初めての方でも安心して出発できるよう、「海外旅行の準備チェックリスト」をまとめてみました。

初めての海外旅行は期待と不安が入り混じるものですよね。

この記事では、初めての海外旅行を控えた方に向けて、具体的な準備の手順と注意点を11ステップにまとめたので、いざ楽しみながら準備をしていきましょう!

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1)パスポートの取得

2025年3月24日以降、パスポート申請に変更がなされます。
1. 新規・更新ともにオンライン申請が全国的に可能に
2. 申請手数料の改訂(オンライン申請の場合、値下げ)
3. 偽変造対策として、顔写真などが掲載されるページにプラスチック基材を使用

初めての海外旅行をする際、最初に取り組むべきなのは「パスポートの取得」です。

パスポートは海外渡航に不可欠な身分証明書であり、取得には時間がかかります。

パスポートの申請方法と必要書類

パスポートの申請方法は「窓口申請」と「電子申請」の2つに分けられます。

今回は海外旅行が初めての方を対象にしていますので、切替申請は省略し、新規申請に絞って手続き方法をお伝えします。

窓口申請

申請場所

  • 各都道府県のパスポートセンター(旅券事務所)
  • 住民登録地と異なる住所にいる場合でも、現在の住所地の窓口で申請可能

必要書類

  • 一般旅券発給申請書
  • 申請日前6カ月以内に撮影した写真
  • 戸籍謄本
  • 住民票の写し(必要な場合のみ)
  • 本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)

*一般旅券発給申請書はパスポートセンターに置いてあります
*申請手数料は受け取り時に支払い

手続きの流れ

  1. 必要書類を持参し、窓口で申請する
  2. 申請後、通常2週間程度でパスポートが発行される
  3. 受理票を持参して再度窓口に行き、手数料を支払って受け取る

電子申請

対象者

  • 主にパスポートの更新(切替申請)に利用できる
  • 2025年3月24日以降、新規申請についてもオンライン申請が可

必要書類

  • マイナンバーカード(本人確認用)
  • マイナポータルアプリ対応スマートフォン
  • 利用者証明書用電子証明書暗証番号(数字4桁)
  • マイナンバーカードの署名用電子証明書暗証番号(半角英数字6文字~16)
  • 戸籍謄本

*顔写真はマイナポータルアプリにて手続き途中に撮影
(事前に用意した画像をアップロードすることも可)

手続きの流れ

  1. マイナポータルアプリを使用してオンラインで申請する
  2. 戸籍謄本を、受け取りを希望する旅券窓口へ郵送または持参により提出する
  3. 審査が終了すると交付予定日が通知されるので(パスポート受け取り用QRコードも)、その日以降に窓口で受け取る

*申請手数料は、オンライン決済が可能な自治体ではクレジットカード払い可

各自治体によって書類や手続きに少し違いがあります。
必ず「自治体名 旅券事務所」などで検索して、事前に必要書類や手数料を確認しておきましょう。

パスポート取得にかかる時間と費用

パスポート取得は、以前は1週間程度でしたが、国立印刷局での作成に変わったことにより、2週間程度かかるようになりました。

パスポート取得費用は、選ぶ有効期限により異なります。

窓口申請の場合

10年間有効 5年間有効
収入印紙 14,000円 9,000円
自治体手数料 2,300円 2,300円
合計 16,300円 11,300円

電子申請の場合

10年間有効 5年間有効
収入印紙 14,000円 9,000円
自治体手数料 1,900円 1,900円
合計 15,900円 10,900円

パスポート取得後にやるべき3つのコト

1)緊急連絡先の記入

パスポート最終ページにある「緊急連絡先欄」を記入します。

万が一に備えて、できるだけ受け取ったらすぐに(必ず出国前に)記入しておきます。

2)コピーをとって別に保管

パスポートのコピーを取り、別に保管します

万が一パスポートを紛失した場合、再発行手続きがスムーズになります。

手持ちバックに1枚、スーツケースに1枚など、分けて保管するのがポイントです。

3)大切に保管

パスポートは非常に重要な身分証明書です。

加えて、外出時にはパスポートの携帯が義務付けられている国もあります

紛失したり盗まれたりしないようにするのはもちろんのこと、ICチップが搭載されているので、汚損にも注意です。

2)ビザの取得

渡航する国によっては入国に「ビザ(査証)」が必要です。

例:アメリカのESTA申請、カンボジアの観光ビザ

「旅する国 ビザ」で検索して、信頼度の高い外務省のホームページを確認し、必要ならば申請します

申請方法は各国により異なりますが、下記のいずれかが多いです。

  • 日本の在外公館で取得する
  • オンライン申請で取得する
  • 現地空港で取得する

ビザ取得には手間とお金がかかるので、特にこだわりがなければ、「ビザなしで入国できる国」から旅先を選ぶのも一つの方法です。

その対象国はなんと世界190カ国以上あります!

日本のパスポートは最強!
日本のパスポート保有者は192カ国にビザなしで入国でき、2024年のパスポートランキングでは世界2位です(2024年9月現在 Henly & Partners 調査より)。
ちなみに2018年〜2023年までは世界1位を保ち、世界最強のパスポートと言われてきた日本のパスポート。
世界を自由に旅できるありがたさ。

3)パスポートの有効期限の確認

パスポートには有効期限が定められています(申請時に5年か10年かを選択)。

そして、ビザが不要だとしても、入国時に多くの国では有効期限が6ヶ月以上必要です。

新規取得されたばかりの方は大丈夫ですが、すでにパスポートを持っていて、久しぶりに海外へ行くという方は要確認です。

4)航空券の購入

パスポートとビザの確認が終わったら、次は航空券を予約していきましょう!

航空券の検索方法と購入

海外航空券の比較サイトは沢山ありますので、代表的なものを紹介しておきます。

個人的には、比較サイトで就航している航空会社と価格を確認した後、航空券の購入は航空会社の公式サイトから行っています

比較サイトからでも予約はできますが、手数料が上乗せされていたり、日程変更やキャンセル(返金依頼)をする際、公式サイトから購入していないと手続きが面倒になったりしたからです。

フライト代は日によって異なるので、旅行日程に融通がきく場合、日程を数日ずらすだけでお得な運賃になることも

航空券を購入するときのポイント

旅の予算や日程によって適切な航空券は異なるので、下記を総合的に考慮し、ご自身に合った航空券を選んでください。

  • 早期予約:直前割やセールもありますが、一般的には早めに予約するほど航空券は安くなります(目安は出発の3ヶ月前)
  • 直行便 vs 乗継便:乗継便は安いですが、海外旅行が初めての方には直行便の方がストレスフリーでおすすめ
  • LCC(格安航空)の活用:LCCは航空運賃は安いですが、ドリンクの提供をはじめとする各種サービスは全て有料&荷物制限も厳しいので、飛行時間や荷物量により使い分けが必要
  • 往復チケットの購入:多くの国で帰国チケットの提示が入国条件になっています
  • マイルの活用:貯めているマイル(もしくは貯めたいマイル)があれば、その航空アライアンスに加盟している航空会社を選ぶ(スターアライアンス、ワンワールド、スカイチームなど)
  • 深夜到着の便は避ける:空港から都市部への安全な移動のために、深夜に到着する便は避けた方が無難です(深夜到着なら空港直結ホテルに泊まると安心)
乗継便でしか行けない国の場合、国際線の乗り継ぎには最低2時間はみておいた方が安心です。
飛行機が遅れることもありますし、巨大空港の場合は目的のゲートが遠くて、移動に時間がかかることもあります。
(飛行機に乗り遅れそうになり、バンコクのスワンナプーム国際空港内を必死の形相で走った苦い経験が…)

5)宿泊先の予約

続いて宿泊先を探していきます。

観光や食に予算をかけるならリーズナブルなホテルに、ホテルステイを楽しむなら高級ホテルにと、旅の目的によってどこに泊まろうかワクワクしますね。

宿泊先の探し方と予約

海外ホテル予約サイトも沢山あるので、代表的なものを紹介しておきます。

予約料金の比較とは別に、宿泊実績を貯めることでステータスが上がり、割引率が大きくなるなどの特典がある予約サイトも多いので、次回以降の旅に向けて特定の予約サイトに絞ってホテルを探すのも一つの方法です。

宿泊先を検索するときのポイント

旅の目的や予算によって最適な宿泊先は異なるので、価格面に加え、下記を総合的に考慮し、ご自身に合った宿泊先を選んでください。

  • 立地:観光地や公共交通機関へのアクセスの良さは旅の快適さに繋がります
  • 宿泊施設タイプ:ホテル、アパートメント、ホステルなど、滞在スタイルに合わせて(日本の温泉旅館やポルトガルのポサーダのように、その国ならではの宿泊施設も)
  • 評価の確認:個人的には評価が7以上から探すようにしています
  • レビューの確認:最新情報を確認するため、レビューは「新しい順」に並び替えるのがおすすめ
  • 設備とアメニティの確認:Wi-Fi、朝食サービス、バスタブの有無、空港送迎など
  • キャンセルポリシーの確認:柔軟なキャンセル条件を選ぶと安心
日本の綺麗でサービスも丁寧なホテルに慣れていると思いますので、言語を絞り込める場合、日本語のレビューを熟読すると、よりハズレにくいです

6)海外旅行保険の重要性と選び方

海外旅行保険は、思わぬトラブルから身を守る重要な備えです。

海外の医療費は驚くほど高額という事実

日本と違い、海外の医療費は驚くほど高いのをご存じですか?

知人にも、アメリカ旅行中に骨折して約600万円もの医療費を請求され(顔面蒼白)、保険会社にアメリカの病院との値下げ交渉をお願いするなど、大変な思いをされた方がいます。

下記の国々は特に医療費が高いことで知られています(金額は参考程度に)。

国名 一般的な初診料 入院室料
(1日あたり)
虫垂炎手術
(入院費)
救急車料金
アメリカ 約150~500米ドル 約2,000~3,000米ドル 約10,000米ドル以上 600〜2,700米ドル(地域による)
カナダ 約100~200カナダドル 約1,000~2,000カナダドル 約5,000カナダドル以上 約500カナダドル
スイス 約200~400スイスフラン 約1,500~3,000スイスフラン 約15,000スイスフラン以上 約1,000スイスフラン
イギリス 約100~200ポンド 約1,000~2,500ポンド 約3,000ポンド以上 約300ポンド
オーストラリア 約100~200オーストラリアドル 約1,500~2,500オーストラリアドル 約4,000オーストラリアドル以上 約400オーストラリアドル

こうした医療費が高額の国を旅する場合、事前に海外旅行保険に加入すること、特に十分な補償内容を持つ保険を選ぶことを推奨します

海外旅行保険の探し方と加入方法

海外旅行保険は「当日、出国する空港で加入す方法」と「事前にインターネットで申し込んでおく方法」があります(クレジットカード付帯の海外旅行保険については後述)。

海外旅行保険も比較サイトが多数ありますが、代表的な保険会社を紹介しておきます。

  • エイチ・エス損保
  • 損保ジャパン
  • ソニー損保

海外旅行保険は決して高いものではなく、行く国や旅行日数にもよりますが、数百円〜加入できますし、インターネットから申し込むことで、ネット割が適用されるプランもあります。

海外旅行保険を選ぶときのポイント

下記を確認しながら、最適なものを選んでみてください。

  • 補償内容の確認:医療費、携行品損害、賠償責任、航空機遅延補償など
  • 補償金額の確認:特に医療費は高額になる可能性があるので補償額を要確認
  • 保険期間の設定:旅行日程に合わせて適切に設定
  • 特約の検討:スポーツや貴重品の補償など、必要に応じて追加

クレジットカードに付いている海外旅行保険で十分?

「手持ちのクレジットカードに海外旅行保険が付いているから、海外旅行保険に別途加入しなくても大丈夫」という方もいらっしゃるかもしれません。

この場合、事前に確認すべきなのは、その保険が「利用付帯」なのか「自動付帯」なのかです。

利用付帯の場合、その旅行に関連した、保険適用の対象になるカード決済をしている必要があります。

例)

  • パッケージツアー
  • 航空券
  • 新幹線
  • リムジンバス(空港バス)

詳細はクレジットカードごとに異なりますので、保険適用の対象になるカード決済の内容や、決済のタイミング(出国前のみなのか、出国後でもいいのか)を事前に確認しておきましょう。

万が一に備えて、保険会社名と連絡先を控えておこう

空港で加入するにしろ、オンラインで加入するにしろ、クレジットカード付帯のものを利用するにしろ、海外旅行保険に関して最後に忘れてはならないのは「保険会社名」と「その保険会社の連絡先(電話番号)」を控えておくことです。

万が一、具合が悪くなったり、盗難にあったりして、添乗員さんや友人、あるいはホテルスタッフに助けを求める場合、どこに連絡したらいいのか相手に伝えないと、相手も困ってしまいます。

逆に、保険会社の情報さえ伝えられれば、電話を代わりにしてもらうなど助けてもらうことができ、保険適用の提携病院探しなどもスムーズになります。

必要な予防接種の実施
旅する国によっては、入国に予防接種が必要な場合があります。
厚生労働省や外務省のサイトで「渡航先の感染症情報」の確認をしたり、日本語対応の現地の病院を調べておくと安心です。
また、常備薬がある方は「処方箋」も持参しておくと、万が一の場合も安心です

体調管理に気を付け、楽しい旅行にしましょう。

7)現地通貨の準備と両替のコツ

続いて、現地での支払いに備え、適切な通貨の準備をしていきましょう。

両替の方法

両替の方法は下記で、それぞれメリット・デメリットがあります。

  1. 日本の空港:出国前の両替は安心かもしれませんが、日本の空港での両替は手数料が高いことが多いです(現地でしか両替できない通貨もあり)
  2. 現地の空港:深夜や早朝に到着した場合、両替ショップがオープンしていないこともありますし、手数料も市内よりは高いことが多いです
  3. 現地市内の両替ショップ:空港よりは手数料が安い傾向にありますが、限られた滞在時間に両替ショップを探す手間がかかります
  4. トラベラーズチェック:安全性は高いですが、換金できる場所はかなり限られています
  5. 現地ATM(海外キャッシング):手数料は比較的安く、日本のATMと同様の操作で現地通貨を引き出せます(詳細は後述)

両替のコツ

現金しか使えない場所もあるので両替は必要ですが、クレジットカード(タッチ決済できるところも増えている)やQRコードで決済できる国・都市も多いので、個人的には「4. 現地ATM」から少額だけ現金を引き出すことが多いです

例:ドイツ旅(6日間)ではタッチ決済できるところが多く、約4,000円分だけユーロを引き出せば足りました

旅する国の物価や状況に合わせて、両替が必要な金額を見積もってください。

現地ATMから現地通貨を引き出せる海外キャッシングとは

海外旅行に便利な海外キャッシングとは

海外キャッシングとは、クレジットカードのキャッシング機能を使って、日本のATMと同様の操作で、現地ATMから現地通貨を引き出すことです。

手元に両替するための日本円を持っていなくても、近くに両替ショップがなくても、現地通貨を用意できて便利です。

使う分だけ引き出せて、大金を持ち歩く必要がないのもポイント。

海外キャシング利用時に発生する手数料

海外キャッシング利用時に発生する手数料は下記2つです。

  • ATM手数料(約220円/回)
  • 返済するまでの利息(年利18%程)

詳細な金額はクレジットカード(国際ブランド)により異なりますが、ATM手数料は少額ですし、キャッシングにかかる利息も、日本円を外貨にする際に発生する「両替手数料」と比べると安いことが多いです。

両替時の手数料
※両替手数料3%
海外キャッシング利用時の手数料
※ATM使用料216円、年利18.0%でキャッシングを行い10日で返済する場合
5万円×3%=1,500円 216円+(5万円×18.0%÷365日×10日)=約462円

早めに返済することで利息額も抑えられるので、通常の口座引き落としを待たずに、帰国したらすぐに繰上返済するのも一つです

ATMからの繰上返済だけでなく、電話やオンラインで手続きできるクレジットカードもあります(楽天カードエポスカードなど)。

海外ATMを利用する際に知っておきたい英語表記

日本語選択できるATMもありますが、念のために英語表記も覚えておくと、いざ使うときに操作に困りません。

Withdrawal 出金
Insert your card カードを入れてください
Enter your PIN 暗証番号を入力してください
Amount 金額

海外ATMの基本操作方法

  1. お持ちのクレジットカードの国際ブランド(VISAやAmerican Expressなど)に対応しているATMか確認
  2. クレジットカードをATMに挿入
  3. 言語を選択
  4. 暗証番号を入力
  5. キャッシングを選択
  6. カードの種別等が聞かれるので画面に従い操作
  7. 引き出したい金額を指定(画面にある$100や$300などのデフォルト金額を選択するだけでなく、自分で金額指定もできます)
  8. ATMから出てきた現地通貨を受け取り、完了

各クレジットカード会社が操作動画なども用意しているので、心配という方は動画を一度見ておくと安心かもしれません。

海外ATMを使うときの注意事項

  • 利用するには暗証番号が必要なので、出国する前に暗証番号を確認しておいてください
  • 人通りの多い現地空港や駅など、治安の良い場所のATMを利用してください
  • 稀に「ATMからクレジットカードが戻ってこない」というトラブルもあるので、その場合は、その場に設置されている電話を使って連絡します

8)海外でもスマホを使えるようにネット回線を確保

日本にいる時と同じように、海外でもスマートフォンを使いたいですよね。

インターネット環境を確保するには、現地のカフェやホテルの無料Wi-Fiを利用する他に、次の4つの方法があります(詳細は各リンク先をご覧ください)。

  1. レンタルWi-Fiを借りる(SIMフリー携帯をお持ちでない場合)
  2. SIMカードを入れ替える(SIMフリー携帯をお持ちの場合)
  3. eSIMを使う(SIMフリーかつeSIM対応の携帯をお持ちの場合)
  4. 追加設定不要の海外データローミングの利用(対応サービスに加入している場合)

通信手段を確保することで、現地での情報収集や家族・友人との連絡もスムーズに行え、安心して旅行を楽しめます。

9)スーツケースの選び方

バックパックで旅するにしろ、スーツケースで旅するにしろ、事前確認が必要なのは航空会社が定める「サイズ」と「重量制限」です。

特にLCCの航空券を購入した場合は規定が厳しいので、それに合わせたバックパックやスーツケースを用意する必要があります。

夏旅や短期旅行で、もしも荷物をコンパクトにできるなら、「機内持ち込み手荷物」で済ませられると、「預け荷物」が出てくるのを待つ時間が不要ですし、「ロストバゲージ」の心配もありません。

なお、スーツケースのレンタルサービスもあるので、長期旅行に頻繁に出かける予定がないのなら、レンタルするのも一つの方法です。

家の保管場所にも困りませんし、リモワ(RIMOWA)などの人気ブランドのスーツケースも気軽に試しやすいです。

10)現地オプショナルツアーやお得な交通チケットを探す

パッケージツアーに参加される場合は不要ですが、もしもご自身で旅の予定を立てる場合、「Klook」や「KKday」で現地オプショナルツアーを予約するのもおすすめです。

行きたい場所だけに行け、やりたいことだけやれるので、限られた時間でも充実した旅になり、ツアー代もリーズナブルなものが多いです。

私もベトナム旅をした際、世界遺産ミーソン聖域世界遺産フエを訪れるのに利用し、楽しい思い出ができました。

また、各国のお得な交通チケットも販売されているので、「乗り放題パス」などを探すのにも便利です。

ポルトガル旅をした際に利用した「ユーレイルパス」や「リスボアカード」、台湾を旅した際に利用した「台湾高速鉄道」など、事前に購入できるので現地でチケットを並んで買う必要がないですし、割引や特典が付いていることも多いです。

ぜひ楽しい旅の計画を立ててくださいね。

11)自分だけのパッキングリストを作る

いよいよ最後は荷造りの時間です。

パッキングリストの作成

私のパッキングリストの一部

個人的には、自分だけの「パッキングリスト」を作成することをおすすめします

パッキンクリスト作成のコツは、旅程を想像しながら、その時に使うものを順番に書き出していくことです

「まずは出国審査だから〜が必要で、機内で使うのは〜。入国審査では〜。ホテルに着いたら〜して、翌日は〜。」というイメージです。

一度作ってしまえば、2回目以降の海外旅行もラクチンに。

もちろん旅する国や滞在日数によって持ち物は多少変わるので、私はスマートフォンのメモ帳にパッキングリストを作成しておき、随時、内容を更新しています。

1アイテムずつ細かくメモすることも、忘れ物を減らすポイントです。

例えば、「コンタクト」だけメモるのではなく、「コンタクト、コンタクトケース、コンタクト液」と1アイテムずつメモします。

国際線の液体物の機内持ち込み制限

国際線では、液体類を機内に持ち込む場合、下記制限が設けられています。

  • 各液体類は100ml以下の容器に入れていること
  • 液体類の入った容器を容量1,000ml以下、縦横の辺の合計が40cm以内の透明な再封可能なプラスチック袋(ジップロック状)に余裕を持って入れること
  • 一人当たり、持ち込めるこの袋は一つのみ

砂漠並みに乾燥している機内にて化粧水やオイルで肌に潤いを与えたり、機内食を食べた後に歯磨きをしたりすると思いますが、化粧水やオイル、歯磨き粉は制限の対象になります。

その他、例えば、もうすぐ使い切りそうな化粧水があって、中身は100ml以下でも、化粧水ボトルが100mlを超えている場合、機内への持ち込みは不可になります

普段使っているアイテムを小分け容器に移しかえたり、トラベル用スキンケアセットを購入したり、化粧品購入時にもらえるサンプルを持参したりしましょう。

20カ国以上旅してきた経験からの荷造りヒント

パスポートカバーは必要か?

世界最強のパスポートと謳われている日本のパスポート。

その外観から日本のパスポートとすぐに気づかれるので、盗難予防のために一応カバーはつけています(入国時や出国時はカバーを外して見せないといけない機会が多く、若干面倒ですが)。

これから購入されるなら、スキミング防止機能が付いたものがおすすめです。

飛行機やホテルの控えは必ずプリントアウトしておく

飛行機やホテルの予約状況は各アプリで管理できますが、スマートフォンの紛失やバッテリー切れなど、万が一の場合に備えて必ずプリントアウトしておきましょう。

入国審査で滞在先を聞かれた際も、紙一枚見せた方が相手も確認しやすく早いです。

機内で快適に過ごすためのおすすめ快適グッズ5選

長時間座っていると、足が浮腫みダルくなってくるので、着圧ソックスは欠かせません。フライト中はもちろんのこと、到着してからの快適さにも関わってきます。

 

首〜肩が凝って痛くならないように、首〜頭をしっかりと支えてくれる高品質なネックピローも欠かせません。加えて、寝顔が隠せるフード付きはアイマスク代わりにもなり、眠りやすくて本当に便利。

 

砂漠並みに乾燥する機内では、水分補給が欠かせません。CAさんにお願いして、空の水筒に水やお湯を注いでもらえば、いつでも飲みたい時に水分補給できます。機内は寒くなりやすいので、個人的にはお湯がおすすめです。ティーバッグを持参すれば、自分の好きなお茶も飲めます。

 

機内モニターで映画や音楽を楽しむ際、有線のイヤフォンだと、機内食やお手洗いなどでテーブルの上げ下げをする度にコードが絡まり、地味にストレスを感じます。でも、これがあれば、AirPodsをはじめとする無線イヤフォンを使えるので、コードの絡まりから解放されて便利です。

ヨーロッパは客室にカトラリーやポットがないことも

脱プラスチックの時勢から、アメニティの提供廃止となるホテルが増えていますが、それとは別に、ヨーロッパの客室にはカトラリーやポットがないことが多いです。

なので、現地スーパーで購入した惣菜などを部屋で食べようと計画している場合、カトラリーも持参した方が安心です(割り箸があるだけでも違います)。

また、ポットがないことも多いので、特に冬のヨーロッパを旅する際は、トラベルケトルがあると重宝します(温かいお茶が飲めるだけでなく、衛生面からもおすすめ)。

初めての海外旅行 準備チェックリストまとめ

初めての海外旅行だと、準備が多くて大変に思われたかもしれませんが、慣れればどんどんラクになります。

最後に、これまでのポイントをまとめたチェックリストを用意したので、ぜひ活用してください。

海外旅行チェックリスト

  1. パスポートの取得(コピーをとって、別に保管)
  2. ビザの取得(必要な場合)
  3. パスポートの有効期限の確認(6ヶ月以上残っているか)
  4. 航空券の購入(アプリ管理だけでなく、プリントアウトも)
  5. ホテルの予約(アプリ管理だけでなく、プリントアウトも)
  6. 海外旅行保険の確認(空港加入、オンライン加入、クレジットカード利用付帯/自動付帯)
  7. 両替方法の確認(海外キャッシングするなら暗証番号の確認も)
  8. インターネット回線の確保
  9. スーツケースのサイズと重量制限の確認
  10. お得な現地ツアーや交通チケットを探す(必要に応じて)
  11. パッキングリストの作成(忘れ物したら現地で買えば良いので、必要以上に不安にならなくてOK)

海外旅行にハマり、飛行機に年2回以上乗るようになったら、空港ラウンジを満喫できる「プライオリティパス」の取得も将来的にはおすすめです。

楽しい海外旅行になりますように♪