
こんにちは、SORESEKAこと「それは、世界遺産がきっかけだった。」編集長のMamiです。
海と山に囲まれたポルトガルには、美味しい料理がたくさんあり、味付けは日本人の口にも合います。
そこでこの記事では、ポルトガルのおすすめグルメをご紹介します。
ポルトガルのレストラン利用方法も参考になれば嬉しいです。
ポルトガルの定番魚料理「パシュテイシュ・デ・バカリャウ」
ポルトガル料理といえば、まずバカリャウ(Bacalhau)ではないでしょうか。
バカリャウとは「塩漬けにした干しダラ」のことで、1000通りものメニューがあると言われているほど、ポルトガル料理には欠かせないものです。
海に囲まれた国であること、そして大航海時代に保存食が欠かせなかったことが、バカリャウという独自の料理文化を育んだのでしょうか。
そして手軽にバカリャウを味わえるのが、バカリャウのコロッケ、パシュテイシュ・デ・バカリャウ(Pasteis de Bacalhau)です。
レストランでは前菜で出てくることが多いですが、専門店も多いです。
一口かじると、繊維のように細くなったタラの身があらわれ、噛むほどに滋味が口の中に広がります。
ジューシーなコロッケを想像していましたが、噛めば噛むほど味わいを感じられるコロッケでした。
リスボン・リベイラ市場にあるフードコート「タイムアウトマーケット」の中にある「Croqueteria(クロケテリア)」にて。
1.60ユーロ。
ポルトガルの定番スープ「カルド・ヴェルデ」
カルド・ヴェルデ(Caldo Verde)は「日本の味噌汁」に相当する、ポルトガル定番のスープです。
ポテトスープをベースに、千切りのチリメンキャベツを煮込んだもので、オリーブオイルがアクセントに加えられています。
ポテトベースなのでトロミとコクがありつつも、あっさりしていて美味しいです。
ポルトで宿泊したHF イパネマ ポルトの目の前にある、地元で大人気のレストラン「Capa Negra II」にて。
2.50ユーロ。
ポルトガルの定番魚料理「サルディーニャス・アサーダス」
干しダラと同じくらいポルトガルで定番な魚がイワシです。
春から夏にかけてが旬ではありますが、イワシの塩焼き、サルディーニャス・アサーダス(Saldinhas Assadas)は庶民的なレストランでよく見かけます。
イワシの塩焼きを4匹も、しかもナイフとフォークで食べるので時間がかかり、ポテトも4つも添えられていたので、美味しかったけれど満腹になりました。
シントラで宿泊したチボリ・シントラの近くにある「Tulhas(トゥーリャス)」にて。
13.95ユーロ。
ポルトガルのB級グルメ「ビファナ」
ポルトガルのB級グルメといえば、豚肉を挟んだパン、ビファナ(Bifana)です。
焼いた豚肉、または甘辛いソースで煮込んだ豚肉がジューシーで美味しいです。
ジューシーゆえに口や手は汚れますが、気にせずかぶりついた方が美味しいです。
ポルトのB級グルメ「フランセジーニャ」
ポルトのB級グルメといえば、ポルトガル版クロックムッシュ、フランセジーニャ(Francesinhas)です。
ステーキと、ピリ辛ソーセージと、オリーブ入りのハムを挟んだパンに、スライスチーズが3枚ほどのり、ピリ辛のトマトソースがたっぷりかかっているので、
美味しいですが、かなりガツンとお腹にたまります。
地元の人々はこれにフライドポテトや目玉焼きを加えているバージョンを食べていたので、その胃袋の強さに驚きました。
ポルトで宿泊したHF イパネマ ポルトの目の前にある、地元で大人気のレストラン「Capa Negra II」にて。
8.60ユーロ。
番外編:美味しかったポルトガルグルメ
小魚のフリッターと豆のリゾット
塩がきいた、骨までサクサクのお魚のフリッター。
ボリュームがありましたが、美味しくて、ペロッと完食しました。
トマトとニンニクがきいた豆のリゾットも、とても美味しかったです。
アヴェイロの魚市場の近くにある、黄色のレストラン「Fornalha」にて。
フレッシュオレンジジュースも合わせ、合計3点で10.00ユーロ。
フレッシュオレンジジュース
ポルトガルの生搾りオレンジジュースは本当に美味しいので、レストランでフレッシュオレンジジュースがあるようなら、ぜひ注文してみてください。
そして忘れてはいけないのが、ポルトガルを代表するスーパー「Pingo Doce(ピンゴ・ドーセ)」の生絞りオレンジジュースです。
専用機の横に空のペットボトルが2サイズあるので、好きなサイズのペットボトルを蛇口にセットして、蛇口を倒すだけ。
すると機械が動き出して、オレンジがその場で絞られていきます。
オレンジが足りないようなら、カゴに盛られているオレンジを機械の上に追加するだけです。
まさにフレッシュなオレンジジュース!
リスボン・ロシオ駅(Rossio)近くにあるスーパー「Pingo Doce(ピンゴ・ドーセ)」にて。
500mlで1.79ユーロ。
シーフードパスタ
海沿いの都市ならシーフードパスタも外せません。
写真はイカ墨のパスタで、タコとトマトとともに、トマトクリームで和えられていましたが、とても美味しかったです。
ポルトのドウロ川沿い、カイス・ダ・リベイラ地区にある「Jimao(ジマオン)」にて。
12.00ユーロ。
おしゃれバカリャウ料理
塩抜きした干しダラを茹でたもの、バカリャウ・コジード(Bacalha Cozido)のおしゃれバージョンです。
バカリャウ・コジードは、付け合わせの茹で野菜と一緒に、酢とオリーブオイルをかけて食べます。
おしゃれバージョンでは、下から、茹で野菜、干しダラ、玉ねぎ、パンが層になって固められており、バルサミコ酢とオリーブオイルでしっとり味付けがされていました。
酢がきついので、好き嫌いが分かれそうな味でした。
おしゃれタコ料理
美味しいだけでなく、色鮮やかでおしゃれなタコ料理もありました。
スッとナイフで切れるぐらい柔らかいけれど、噛むと、ほど良い弾力を楽しめるタコ。
塩味が濃いですが、個人的には濃いめの味付けは大歓迎。
みじん切りになっている野菜達は酢漬けなので、程よい酸味も楽しめます。
ポテトも添えられているので、この一品だけで満腹になりました。
リスボン在住の方が教えてくれたシーフードの美味しいお店「Maria Catita」が満席だったので、その隣にあった「Baixamar – Mariscos e Petiscos」にて。
このお店も美味しく、あっという間に満席になりました。
17.80ユーロ。
テレイロ・ド・パソ駅(Terreiro do Paco)の近くです。
ポルトガルのレストランの利用方法
前菜とパンは別料金
ポルトガルのレストランを利用するにあたり1つだけ知っておくべきなのは「前菜とパンは別料金」ということです。
席に着くと、オリーブやチーズなどの前菜とパンが提供されます。
手をつけてもいいのですが、ご紹介してきたように、ポルトガルのメインディッシュには通常、ご飯かポテト、サラダが一緒に盛られているので、ボリュームがたっぷり。
また味付けも濃いめなので、よほど大食の人でなければ、メインディッシュだけで満腹になります。
そのため食べたくなければ「結構です」と言って下げてもらってください。
男性は「Não Obrigado(ノン オブリガード)」
女性は「Não Obrigada(ノン オブリガーダ)」
と言えばOKです。
そうしないと、前菜やパンを食べていなくても、料金に含まれてしまうことがあります。
チップ
ポルトガルにもチップの習慣はありますが、絶対ではありません。
レストランではお店の格にもよりますが、おつりの小銭をテーブルに残して席を立つとスマートです。
ぜひポルトガルを旅行される時は、ポルトガルグルメも満喫してください。
