こんにちは、SORESEKAこと「それは、世界遺産がきっかけだった。」編集長のMamiです。
この記事では、台湾茶を学べる新北市坪林茶業博物館をご紹介します。
新北市坪林茶業博物館とは
新北市坪林茶業博物館は台湾屈指のお茶の博物館。
坪林エリアには「こんな急な斜面に!」と驚くような傾斜面に茶畑が作られています。
入場料は80元です。
台湾茶の製茶道具
中に入ると、まずは製茶の道具が工程順に展示されています。
日干萎凋の後に室内萎凋をして
撹拌して
炒葉して(昔はこういう鍋釜を利用)
炒葉して(現在はガス釜を利用)
揉捻して
乾燥させて完成します。
茶器コーナー
写真を撮り忘れてしまいましたが、奥には美しい茶器が並べられています。
様々な台湾茶に触れよう
中央部分には、台湾の様々なお茶がずらっと並べられています。
お茶のネームカードを専用機械に置くと、そのお茶の詳しい説明も見ることができます。
言語切り替えはなかったので、漢字から雰囲気で感じ取ります。。。
別棟ではお茶の歴史を学ぼう
隣の棟では台湾茶の歴史が学べるようになっています。
昔のパッケージやポスターなどは面白い発見があって、見ていて楽しいです。
子供も楽しめる仕掛けがたくさん
新北市坪林茶業博物館には子供も楽しめる仕掛けがたくさんありました。
台湾茶を楽しむための茶器を当てたり、バーチャル茶摘みやバーチャル炒葉ができたり、床にお茶すごろくが用意されていたり。
お茶すごろくは自宅でも楽しめるように用意されていました。
台湾語なのでこれも雰囲気で楽しみます。
オリジナル茶缶をデータ上で作れるシステムも楽しかったです。
茶缶の形、色、ロゴを選び、好きな言葉を入力できます。
テキスト入力ですが、漢字は台湾語の入力形式なので難しいです。
私は台湾人の友達に漢字入力してもらいましたが、そうでない場合は英語入力も可能なので、アルファベットがおすすめです。
入力が完了したらモニターにオリジナル茶缶が映し出され、横のポスター画像にも最新のものが自動的に組み込まれます。
次の人が完成させたらポスター画像は変わってしまうので、記念写真を撮るなら、完成でき次第すぐに撮影を。
なおオリジナル茶缶のデータは指定のメールアドレスに送ることもできます。
ただしYahoo!メールやHotmailには届かず、Gmailのみ無事に配信されました。
期間限定の展示イベントも
博物館では2018年6月3日までの展示イベント「茶装茶」も行っていました。
お茶のパッケージに関する展示イベントです。
展示の他に、ここでは3種類の箱の形から好きなものを1種類選び、自分でスタンプを押しながらオリジナル茶装を楽しむことができました。
持ち運びを考えて組み立てはしませんでしたが、のりやハサミもあり工作を完成させることもできます。
ミュージアムショップは撤退してしまい、ここで茶器や茶葉を購入することはできませんが、楽しみながら台湾茶を学ぶことができました。
新北市坪林茶業博物館への行き方
【住所】
新北市坪林區水德里水聳淒坑19-1號
【開館時間】
月〜金 9:00~17:00
土 9:00~17:30
【休館日】
毎月一週目の月曜日
車での行き方
今回は台湾人の友達が車で連れて行ってくれました。
台北市内から約30分ほどで到着します。
路線バスでの行き方
MRT新店駅(緑色の松山新店線)から923もしくは12の坪林行きのバスに乗り、終点の坪林で下車します。
現地ツアーに参加して行く方法
台湾のお茶文化に特化した「現地ツアー」に参加するのもおすすめ。
効率的にお茶関連の名所を巡れますし、ガイドさんのおかげで理解をさらに深めることもできます。
坪林茶業博物館が含まれているツアーはそもそも数が多くない上に、その多くは英語で行われているのですが、「台北発 千鳥湖+八卦茶園+坪林茶業博物館 半日観光ツアー <日本語ガイド>」は日本語で行われている貴重なツアー。
しかも楽天トラベル観光体験のものなので、予約の際に楽天ポイントが使える・貯まるのもいい。
台湾茶が好きな他のツアー参加者と、一期一会の楽しい時間を過ごしてくださいね。
お茶問屋ストリート「坪林老街」も楽しもう
新北市坪林茶業博物館まで来たなら、合わせて坪林老街も楽しむのがおすすめです。
平日はあまり活気がありませんが、土日は観光客も多く賑わいます。
摘み子さんと急須の看板が可愛らしいレトロな街で、お茶問屋がずらりと並びます。
日本語や英語はあまり通じないので、店員さんとはボディランゲージで交流を。
テイスティングさせてもらいながら好みの台湾茶を見つけてみてはいかがでしょうか?
ちなみに写真のお茶は左から
白毛猿茶
蜜香紅茶
包種茶
鉄観音
です。
水色が大きく異なって面白いです。
日本茶と違い、苦渋みが出る烏龍茶は品質が良くありません。
苦渋みがなく、濃厚でとろっと甘いのが高級品。
お茶の鑑定ができるほどの技術はありませんが、少し時間をおくと、良くも悪くも味がグッと抽出されます。
悪いところもあえて出すことで、ひとまず舌をさすような苦渋みがないかは判定しやすくなります。
以上、新北市坪林茶業博物館と坪林老街をご紹介しました。