こんにちは、SORESEKAこと「それは、世界遺産がきっかけだった。」編集長のMamiです。
この記事では、シルクロードの時代から交通の要衝だったウズベキスタン・ナボイのおすすめ観光スポットを2つご紹介します。
注)ウズベキスタンの観光名所として有名なナヴォイ劇場はタシケントにあります。
ナボイはどんな街?
ナボイはブハラとサマルカンドの中間にある、ナボイ州の州都です。
ナボイ州は大部分が砂漠を占めていますが、良質の金や天然ガスが産出される、資源に恵まれた土地でもあります。
そんなナボイはシルクロードの時代から交通の要衝であり、キャラバン(隊商)と縁のある2つのおすすめ観光スポットがあります。
2つの観光名所は道路を挟んで向かい合っているので、効率よく観光することができます。
ラバティ・マリクのキャラバンサライ跡
現在のサマルカンドからナボイを経由してブハラへと向かう幹線道路の脇には、当時の旅の商人たちが泊まった宿「キャラバンサライ」の遺跡があります。
ラバティ・マティクのキャラバンサライ(Karavan-Sarai Rabati Malik)は6世紀頃に造られたといわれています。
様々な商品を運んでいた商人たちは、常に盗賊に狙われる危険性がありました。
そのため旅の間は、高い壁に囲まれ、強固な門を備えた商人宿「キャラバンサライ」に集まって寝泊まりしていました。
現在では、門と壁の一部しか残っていません。
しかし列柱跡などを眺めていると、商人やラクダたちで賑わっていたシルクロードの時代を想像することができ、ロマン溢れる観光スポットです。
遺跡好きにおすすめ!
サラドバ・マリク
道路を挟んで、ラバティ・マリクのキャラバンサライの対面にあるのがサラドバ・マリク(Sardoba Malik)です。
サラドバとは貯水槽のことです。
砂漠を旅する人たちにとって、水は何よりも貴重でした。
そのため貴重なオアシスを守るために、湧水の周囲には屋根や壁が造られました。
天井をドーム状にすることで、湧き水の蒸発を防いでいたそうです。
サラドバ・マリクは14世紀に造られたといわれています。
このサラドバ・マリクのように状態が良いものは、もうほとんど残っていないそうです。
当時のシルクロードの過酷な旅の様子をうかがうことのできる、重要な歴史観光スポットです。