こんにちは、SORESEKAこと「それは、世界遺産がきっかけだった。」編集長のMamiです。
この記事ではポルトガル・シントラを観光する際に便利なシントラグリーンカード(Sintra Green Card)をご紹介します。
ポルトガルの世界遺産「シントラの文化的景観」を観光
世界遺産「シントラの文化的景観」としても登録されているシントラは、ポルトガルの首都リスボンから電車で約40分のところにある、大人気の観光地です。
詳細はシントラの観光レポにまとめていますが、その風光明媚な王家の避暑地には
- シントラ王宮(ポルトガル王家の夏の離宮)
- ムーアの城跡(シントラの町を一望)
- ペーナ宮殿(カラフルで奇抜な外観)
- レガレイラ宮殿(まるでRPGの世界)
と見所がたくさんあります。
2種類あるシントラグリーンカードとは
ポルトガルの大都市には、リスボンカードやポルトカードのように、「公共交通機関の乗り放題パス」と「観光名所の無料券・割引券」が一枚になった観光客向けカードがありますが、
そのシントラ版が「シントラグリーンカード(Sintra Green Card)」です。
シントラグリーンカードは「シントラ観光に特化」した「1日券」で、2種類あります。
シントラグリーンカード(1)
シントラグリーンカード(1)は31ユーロで、
- リスボン 〜 シントラ間の鉄道1日券(片道€2.25、往復€4.50)
- シントラを循環している434番バスの1日乗車券(€6.90)
- ペーナ宮殿の入場料(€14)
- シントラ王宮の入場料(€10)
- シントラ市立博物館・美術館の中から、好きな1ヶ所の入場料(いずれも€1)
が含まれており、36.40ユーロ相当の利用価値があります。
シントラグリーンカード(2)
シントラグリーンカード(2)は39.50ユーロで、
- リスボン 〜 シントラ間の鉄道1日券(片道€2.25、往復€4.50)
- シントラを循環している434番バスの1日乗車券(€6.90)
- ペーナ宮殿の入場料(€14)
- シントラ王宮の入場料(€10)
- ケルース宮殿の入場料(€10)
- シントラ市立博物館・美術館の中から、好きな1ヶ所の入場料(いずれも€1)
が含まれており、46.40ユーロ相当もの利用価値があります。
ケルース(Queluz)はリスボンとシントラの間にある都市なので、移動に際し、追加の電車代は不要です。
シントラグリーンカードを利用する際の3つの確認事項
リスボンの発着駅
シントラグリーンカードに含まれている電車の1日券ですが、利用できるリスボンの発着駅は
- ロシオ駅(Rossio)
- サンタ・アポローニア駅(Santa Apolonia)
- オリエンテ駅(Oriente)
のいずれかです。
シントラまでの時刻表はポルトガル鉄道のアプリの利用が便利です。
シントラ市立博物館・美術館
シントラグリーンカード対象のシントラ市立博物館・美術館は
- Natural History Museum(シントラ自然史博物館)
- Ferreira de Castro Museum House
- Anjos Teixeira Museum House
- Leal da Câmara Museum House(レアルダカマラ博物館)
- MU.SA – Sintra Art Museum(MU.SA – シントラ美術館)
これらの中から、1ヶ所お好きな所に無料で入場できます。
なお、これら博物館・美術館の休館日は月曜日です。
ヴィヴァ・ヴィアジェンカードが必要
シントラグリーンカードは、リスボンの地下鉄が発行する「ヴィヴァ・ヴィアジェン(Viva Viagem)」に読み込みされます。
ヴィヴァ・ヴィアジェンの詳細は別記事にまとめていますが、最初の購入時のみ発券代として0.50ユーロがかかるものの、日本のSuicaのようなチャージ式なので、繰り返し利用できます。
すでにリスボン市内観光でヴィヴァ・ヴィアジェンをお持ちなら、そのカードが利用できますので、うっかり再購入してしまわないように注意してください。
シントラグリーンカードはどこで買えるの?
シントラグリーンカードはリスボンの地下鉄のチケットオフィスでのみ購入できます。
なおリスボンカードにもシントラ観光に役立つ割引特典が含まれていますが、リスボンカードとシントラグリーンカードの徹底比較をしてみたところ、シントラグリーンカードを利用した方が圧倒的にお得でした!
シントラを観光する際の参考になれば幸いです。